明日20日も天気の急変注意 近畿などの梅雨明けは? 来週は熱帯低気圧の動きに注意
来週は台風の卵(熱帯低気圧)の動きに注意
フィリピンの東や南シナ海には、熱帯低気圧(台風の卵)によるまとまった雲が見られます。 今後発達して、日本に影響を及ぼす可能性もあります。23日(火)から24日(水)ごろにかけて南西諸島の海上では大しけとなるおそれがあります。来週は、熱帯低気圧の動きにも注意が必要です。
天気急変のサイン
局地的な大雨の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。 ①「真っ黒な雲が近づいてきた」 局地的な大雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、局地的な大雨のサインの一つです。 ②「雷の音が聞こえてきた」 ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、局地的な大雨のサインの一つです。 ③「急に冷たい風が吹いてきた」 発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。 このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、局地的な大雨の可能性がありますので、ご注意ください。
日本気象協会 本社 田中 正史