【開幕特集】リーグ屈指の陣容でJ1制覇へ! 攻撃に比重を置くチームを支えるのは、生え抜きの背番号3・伊藤敦樹 | J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
今季の陣容はリーグ屈指のメンツだ。J1制覇に向け、文句なしのスカッドが用意された。昨季はマチェイ・スコルジャ監督の下、堅守を築き上げ、AFCチャンピオンズリーグで優勝。クラブワールドカップにも出場した。 そこから今季は“方向転換”を図り、国内で実績抜群のノルウェー人指揮官のペア・マティス・ヘグモ監督を招へい。攻撃に比重を置いたフットボールを目指していくことになりそうだ。それに応えるだけの充実の戦力補強に成功。22シーズンのJ1得点王であるチアゴ・サンタナやノルウェー代表WGのオラ・ソルバッケン、スウェーデン代表ボランチのサミュエル・グスタフソンといった強烈な助っ人を加え、日本人選手も松尾佑介、前田直輝、渡邊凌磨ら個性豊かなタレントを獲得した。 18シーズンぶりにJ1王者へ、視界は良好だ。
注目選手紹介:伊藤 敦樹
生年月日:1998年8月11日(25歳) 昨季成績:33試合2得点 浦和レッズが誇る生え抜き選手である。ジュニアユース、ユースと浦和のアカデミーでサッカーを学び、直接のトップチーム昇格は逃すが、流通経済大学を経て、2021年に古巣に帰還。ルーキーイヤーから多くの出番をつかみ、気が付けば、中盤のレギュラーの座を確固たるものにした。 この大型ボランチの魅力は、ダイナミックさにある。ボールを持てば自ら運び、パワフルなミドルシュートも武器。プレー一つひとつのスケールが大きく、昨季は念願の日本代表にも選出された、いまが旬の選手である。 大型補強によりポジション争いはし烈を極めるが、簡単に譲るわけにはいかない。悲願のリーグ制覇へ浦和の背番号3がキーマンとなる。
注目選手紹介:チアゴ・サンタナ
生年月日:1993年2月4日(31歳) 昨季成績:38試合12得点(J2) 本物のストライカーが、赤い悪魔にやってきた。今オフの補強に寄り、層が分厚くなった前線の中でも決定力の高さと巧みなシュートセンスは唯一無二。このレフティーモンスターの得点数が今季のチームの成績に直結すると言っていいだろう。 Jリーグでプレーしたここ3シーズンはいずれも2ケタゴールを挙げている。来日1年目から13ゴールをマークし実力を証明すると、2年目には14ゴールを奪い得点王に輝いた。昨季こそ、J2でのプレーとなったが、厳重なマークにあう中で12ゴールを記録。すっかり、日本のサッカーにフィットしている点も見逃せない魅力である。 真っ赤に染まる埼スタで12番を背負う点取り屋がゴールを重ね、熱狂的なファン・サポーターを揺らす光景がいまから目に浮かぶ。