「紀子さまは焦燥感に駆られたご様子」 悠仁さまの「成年式前の園遊会出席」の狙いとは
「宮内庁の対応には疑問」
それによって“可視化”の効果も見込めるという。 「園遊会で並ばれる順番は、皇室でのご身位に準じます。まず陛下、そして皇后さま、続いて皇嗣であられる秋篠宮さま、次に紀子さまです。春の園遊会では、同じ内親王でも、よりご身位の高い愛子さまが佳子さまに先んじられ、会場となった赤坂御苑では、その順番で立たれるお姿がテレビに映し出されました。皇嗣家の悠仁さまは愛子さまよりご身位が上であり、“いかに愛子さまが人気でも、お世継ぎはあくまで悠仁さまです”という国民へのメッセージになり得る。そうしたお考えが、紀子妃のご心中で強まったのでしょう」(同) 宮内庁に聞くと、 「長官の発言は秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御意向を踏まえたものではありません。また、今秋の園遊会への御出席を想定したものでもありません」(総務課報道室) が、宮内庁OBで皇室解説者の山下晋司氏は、こう言うのだ。 「悠仁親王殿下が出席されれば、“早くもお世継ぎアピール”などとネガティブな取り上げ方をするメディアもあるでしょう。長官がご出席に言及したのは、秋篠宮同妃両殿下のご意向を受けてのことでしょうが、こうした批判が起こる可能性について側近は進言しなかったのか。また、成年式後の“来春の園遊会から”といった提案はしなかったのか。内情は伝わってきませんが、結果的に宮内庁の対応には疑問を感じます」 大学受験の首尾いかんでは“皇室特権”との批判も再燃しかねない。猛暑が去っても、ご一家には多難の季節となりそうである。 前編【「悠仁さまの受験を見越した制度」 本命・東大農学部への合格に“死角なし”の理由を専門家が解説】では、東大の入試制度を紹介しながら、なぜ悠仁さまが“死角なし”といわれているのかについて解説している。 「週刊新潮」2024年8月15・22日号 掲載
新潮社