獲得を後悔? プレミアリーグで大苦戦する新戦力(2)クラブ史上最高額なのに…。重要な場面でミスるFW
2024/25シーズンのプレミアリーグ開幕から約1ヶ月半が経過した。早くもチームに欠かせない戦力となっている新加入選手がいる一方で、新天地で自らの定位置を掴むことや苦しいパフォーマンスに終わっている選手もいる。今回は、プレミアリーグで苦戦する新戦力を紹介する(データは2024年10月7日現在)。
FW:エヴァニウソン(ボーンマス) 生年月日:1999年10月6日 今季リーグ成績:6試合1得点0アシスト 今夏、ボーンマスは5年半もの間主力として活躍していた絶対的エースのドミニク・ソランケをトッテナムに放出した。その後釜として加入したエヴァニウソンにとってシーズン序盤はほろ苦いものになっている。 昨シーズンにエヴァニウソンは、FCポルトで公式戦42試合24得点を記録した。相棒のメフディ・タレミがそれ以前のシーズンと比較すると得点を奪えなかった中でエース級の活躍を披露している。所属クラブでの活躍が評価されると、シーズン終了後にはブラジル代表に初選出され、コパ・アメリカ2024(南米選手権)にも出場していた。 その勢いのまま、今夏にはボーンマスにクラブ史上最高額となる最大4700万ユーロ(約75.2億円)の移籍金で加入。前線でのダイレクトプレーの上手さや強度が高い守備など、アンドニ・イラオラ監督が好むプレースタイルであることから新エース候補として期待されていた。 ところが第7節終了時点では、リスタートからネットを揺らした第6節サウサンプトン戦での1ゴールのみに留まっている。第3節チェルシー戦でのPK失敗や第7節レスター戦での得点取り消しになる不用意なオフサイドなど、チームの勝敗に直結する場面でのミスが目立っており、ゴール前で精彩を欠くシーンも多い。前任のソランケが特別な存在だっただけに、現状では期待外れと言わざるを得ないだろう。
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