“見た目は地雷系、中身は熱血”次世代カリスマアイドルは彼女だ!シュレ犬・ならく様の数奇な半生
それでもやめられない”アイドル”
「それでもアイドルはやめられないですね。なぜかというと、ライブがあるから。自分はライブをやっている瞬間が人生の中で最高に楽しいんです。生きがい……ってことになるのかな。ステージから見えるフロアの景色、お客さんの熱狂している顔……それがどうしても頭から離れないんですよ。どんなに嫌なことがあっても、あの光景を思い出すとまた戻りたくなってしまう。その繰り返しですね」 シュレーディンガーの犬に立ち上げメンバーとして参加し、中心メンバーとして知名度や影響力が上がるにつれ、「ならく様のメイク法を教えてください」といった同性からのリクエストも届くようになった。Instagramでは自分にそっくりなファンを見かけることもある。メンバー間でも「すごいよね」と話題になっているそうだ。 「あのちゃんや香椎かてぃさんの枠も狙えるんじゃないですか?」と水を向けると、「特に真似しているというわけではないんですけど、最近、かてぃちゃんに似ているってよく言われるんですよね」と軽くはにかむ。そして視線を再び前に向けつつ、「でも、ああいったカリスマっぽい子は大好きなので、そういう感じに自分もなれたらいいなとは思っています」としっかりした口調で続けるのだった。 「今後、やりたいことですか? 本当にいろいろあるんですよね。もう人生80年、1日24時間じゃ全然足りないなって思うくらいで。まず洋服が好きだから、モデルはやってみたい。それからバンドも絶対やりたい。自分はボーカルじゃなくて、ギターが希望なんですよ。爆音でロックやるとか最高じゃないですか」 とはいえ、一番の目標はシュレーディンガーの犬を大きくすること。一時期はメンバー卒業が相次ぐようなこともあったが、現在、グループは順調に動員を伸ばし続けている。 「シュレ犬のコンセプトは“EDM×ROCK”。そのおかげで普通のアイドルさんが出られないバンド系のフェスからお声掛けをいただけることもあります。普通にロック好きな人にも刺さるサウンドになっているはずですし。 私たちは王道系で可愛い感じのアイドルグループではなくて、ゴリゴリの攻撃的サウンドですから。それって今の時代だとTikTokとかSNSでバズりにくい曲調だったりするんです。でも、だからこそ生のライブを観に来てほしいなと思っています。面白いメンバーも揃っていますし、他のアイドルにはない“ロックな生き様”をチェックしてみてください!」
小野田 衛