ミシェル・ヨー

第96回アカデミー賞受賞式で主演女優賞に輝いたエマ・ストーンが、「壇上でトロフィーを手渡そうとしたミシェル・ヨーを冷たくあしらった」と、ファンから批判が巻き起こっている。しかし、2人の間には何のわだかまりもないことがわかった。 【写真】実は仲が良かった…!? エマ・ストーン＆ミシェル・ヨーの舞台裏でのハグなどバックステージ写真を見る 批判の原因となっているのは、賞のプレゼンターとしてオスカー像を手渡すはずだった2023年の受賞者ヨーを、エマが無視して親友のジェニファー・ローレンスに駆け寄り、ジェニファーがヨーから像を取ってエマに渡したように見えた、というもの。 「エマ・ストーンはプレゼンターのヨーの前を通り過ぎ、ジェニファー・ローレンスはまるで自分がプレゼンターでもあるかのようにオスカー像を手渡した」と、ある人はXに投稿した。 しかし、ヨーはインスタグラムで状況を説明。そんな噂をシャットアウトした。 「エマ、おめでとう！　あなたを混乱させてしまったけど、オスカー像をあなたに手渡すという輝かしい瞬間を、あなたの親友ジェニファーと共有したかったの」と、ジェニファーがエマにトロフィーを手渡すように仕向けたのは自分だと明確にして、エマを擁護。「彼女を見ると私の大好きなジェイミー・リー・カーティスを思い出す♡いつもお互いのためにそばにいるわ!!♡♡♡」と書いていた。 エマとヨーは、受賞式だけでなくバックステージでもハグし、グループ写真も撮影している。

昨年の受賞者であるミシェル・ヨーを「エマが無視したのでは？」と批判を集めた、このシーン

エマ・ストーンの主演女優賞は2017年の『ラ・ラ・ランド』に続いて2度目の快挙。今年は『哀れなるものたち』（ヨルゴス・ランティモス監督）のベラ・バクスター役で受賞した。 「このステージいる女性たちは皆、素晴らしい。主演女優賞にノミネートされたザンドラ（・ヒュラー）、アネット（・ベニング）、キャリー（・マリガン）、リリー（・グラッドストーン）とこの賞を分かち合いたい。私はあなたたちを尊敬しています。一緒にノミネートされて光栄でした。もっと一緒にできることを願っています。 先日の夜、私はパニックを起こしました。（この授賞式でも）こういうことが起こる可能性があったからかもしれません。するとヨルゴス（監督）が言ったのです。『その考えから抜け出して』と。彼の言うことは正しい。なぜなら、これは私一人の賞ではないから。素晴らしい作品にしようと一緒にやってきたチームの勝利です。みんなで一緒に作るというのが、映画作りの醍醐味なのです」と受賞スピーチで述べていた。 一方、同じくアジア人差別で批判を浴びている助演男優賞のロバート・ダウニーJr.に関するアップデート情報は入っていない。 ロバートは昨年の受賞者で中国系ベトナム人として生まれた米俳優のキー・ホイ・クァンを無視してオスカー像を受け取り、すぐさま他の俳優2人と握手、グータッチしている姿が批判の的に。クァンがロバートの名前を読み上げた封筒も受け取らず、無視してそのまま受賞スピーチを始めた。