【弥生賞】シンエンペラー 最速タイの上がりも2着 川田「次につながる競馬になった」
「弥生賞ディープ記念・G2」(3日、中山) 6番人気のコスモキュランダが、向正面からまくる競馬でV。レースレコードとなる1分59秒8を記録し、デビュー7戦目で重賞初勝利をつかみ取った。2着はホープフルS2着以来の実戦となった3番人気のシンエンペラーが入り、9番人気で3着に粘ったシリウスコルトまでが皐月賞(4月14日・中山)の優先出走権を獲得した。1番人気のトロヴァトーレは6着に敗れた。 シンエンペラーは4番手追走から最速タイの上がり3F34秒8の末脚で迫るも2着。良馬場発表とはいえ、若干重めの芝状態で、矢作師は「(川田)騎手は3~4コーナーでバランスを崩してしまったと。その分だと言っていました。もっと道悪がうまいと思ってたんだけど」と残念そうだったが「次(皐月賞)を見据えた仕上げでもあったし、本番は力を出せると思っています。残念ですが、次が楽しみです」と切り替えた。川田も「この馬も久々の競馬をしっかり走れましたし、次につながる競馬になったと思います」と話した。