【年始特集】ニンテンドーミュージアムからUSJまで! 関西“任天堂スポットツアー”攻略ガイド最新版
2024年末に立て続けに開業した関西の任天堂スポット。2024年10月に待望の「ニンテンドーミュージアム」が開業したほか、2024年12月には延期となっていたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新エリア「ドンキーコング・カントリー」がオープンするなど、ゲーマーであれば行っておきたい場所が続々と誕生している。 【この記事に関する別の画像を見る】 そこで本稿では、今年2025年に行ってみたい“関西の任天堂スポット”をまとめて紹介。先述の「ニンテンドーミュージアム」やUSJ新エリア「ドンキーコング・カントリー」のみならず、オフィシャルストアの「Nintendo OSAKA/KYOTO」や任天堂本社など、それぞれのスポットの魅力を紹介するほか、各スポットを巡るツアーを想定したスケジュールも紹介していく。2025年こそ“任天堂旅行”を計画している方は、ぜひ参考にしていただきたい。 ■ ミュージアムに旧本社社屋のホテルまで! 京都の“任天堂スポット”を紹介 任天堂は日本屈指の観光名所である京都府にて創業。そのため、京都や大阪といった関西には任天堂ファン注目の“任天堂スポット”が点在している。まずはそのスポットの場所や魅力を紹介していこう。 □ニンテンドーミュージアム(2024年10月2日 オープン) 場所:京都府宇治市小倉町神楽田56番地(旧:任天堂宇治小倉工場) 営業時間:10時~18時 入場料金:大人3,300円、中学・高校生2,200円、小学生1,100円、未就学児無料 任天堂初となる公式資料館の存在が発表されたのは2021年6月。当初は「任天堂資料館」と呼ばれていたが、2023年9月の配信番組「Nintendo Direct 2023.9.14」にて正式名称が「ニンテンドーミュージアム」となることが発表された。 ニンテンドーミュージアムは、かつての任天堂・宇治小倉工場をリノベーションしており、館内ではこれまでに販売されてきたハードやソフトが多数展示されているほか、「しぐれでんSP」や「ウルトラマシンSP」といった体験コーナー、ワークショップも登場。ここでしか買えないグッズを販売するショップ「BONUS STAGE」やオリジナルハンバーガーを作れるカフェ「HATENA BURGER」も併設されている。 ミュージアムのチケットは日時指定の予約制となっており、チケットはまず抽選販売が行なわれたあと、キャンセル分などを先着順で販売している。GAME Watchでは「ニンテンドーミュージアム」までの道のりガイドとして、チケットの取り方からアクセス方法まで紹介しているため、そちらもぜひ確認していただきたい。 □Nintendo KYOTO(2023年10月17日 オープン) 場所:京都府京都市下京区四条通寺町東入2丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8] 7階 営業時間:10時~20時 任天堂は「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」、「どうぶつの森」、「ピクミン」、「スプラトゥーン」といった各ゲームタイトルのオフィシャルグッズを幅広く展開している。それらのグッズを見て・触れて・購入できるオフィシャルショップが「Nintendo KYOTO」だ。 東京・大阪に続く3店舗目として、ドット状の模様が印象的な店内ではグッズを多数展示・販売。さらに、店舗が入居する京都高島屋S.C.の専門店ゾーン「T8」1階には土管から顔を出すマリオの超大型スタチュー、屋上ではゴールポールにぶら下がるマリオのスタチューが設置されているなど、建物全体を巻き込んだスタチューの展示が見どころだ。 さらに2024年7月から京都のお店とコラボレーションしたNintendo KYOTO限定グッズも販売開始。一澤信三郎帆布とコラボした「帆布かばん」やAYANOKOJIとコラボした「がまぐち」、NEKADOとコラボした「ネクタイ」など、ここでしか買えないグッズがラインナップされているため、ぜひとも寄っておきたいところだ。 □任天堂本社(2000年竣工) 場所:京都府京都市上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂本社と言えば、すぐに“白色で真四角の建物”を思い浮かべるゲーマー・任天堂ファンの方もいるだろう。一方で何知らない人が見ると、シンプルすぎる見た目に「これがゲーム会社の建物?」と疑念を浮かべる人も多そうだ。 実際、任天堂本社は正四角形の真っ白な建物で、囲碁の目状に規則正しく窓が並んでいるシンプルな構造となっている。2000年以降の任天堂タイトルはここで開発されており、“これぞゲーマーの聖地”といえる場所だ。さらに、本社周辺には同じような見た目で2014年に竣工した「任天堂本社 開発棟」のほか、新たに「本社第二開発棟」の建設が進められている。 もちろん関係者以外は立ち入り禁止のため、外から記念撮影するだけとなるが、任天堂ファンであれば一度は拝んでおきたいスポットだ。 □ホテル「丸福樓」(2022年4月1日 オープン) 場所:京都府京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342番地 チェックイン:15時以降 チェックアウト:12時まで 2022年に開業した「丸福樓」は、1930年に竣工した任天堂の旧本社社屋を宿泊施設へと改装したホテル。「ファミリーコンピュータ」などのゲーム機を手掛ける前の“任天堂の原点”に触れることができる唯一無二の場所だ。料金は変動制で、素泊まりからオールインクルーシブプランまで用意されており、大人2名で53,800円(2025年1月の最安値)からとなっている。 館内には、任天堂創業家である山内家の居住部屋を改装した「ジャパニーズスイート」のほか、応接間を改装した「ゲストラウンジ」を用意。さらに、山内家による任天堂の歴史を体現したライブラリー「dNa」もあり、任天堂ファンやゲーマーであれば一度は泊まってみたいホテルだ。 また、JR京都駅まで徒歩で約15分と近いほか、京都駅からユニバーサル・スタジオ・ジャパンまではJRで1時間ほど。一日目の行程を終えて、二日目に「スーパー・ニンテンドー・ワールド」へ行く場合にも「丸福樓」はオススメのホテルだ。なお館内の見学のみなどはできず、宿泊者のみ入館できるため注意が必要となっている。 □ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「スーパー・ニンテンドー・ワールド」 場所:大阪府大阪市此花区桜島2丁目1番33号 営業時間:8時~22時(日によって異なる) チケット(1デイ・スタジオ・パス):大人8,600円~、子供5,600円~、シニア7,700円~ 2021年3月にオープンしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」。最初に開業した「スーパーマリオ・ランド」では「マリオカート ~クッパの挑戦状~」や「ヨッシー・アドベンチャー」といったアトラクションのみならず、「まわせ!クリボー・クルクルクランク」などのキーチャレンジ、グッズショップやレストランが大人気で、開業から4年が経とうとしている今でも多くの人が訪れている。 その「スーパー・ニンテンドー・ワールド」拡張エリアとなる「ドンキーコング・カントリー」が2024年12月2日にグランドオープンを迎えた。こちらは「ドンキーコング」がモチーフとなっており、ジャングルがテーマのエリア内では新アトラクション「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」が楽しめるほか、限定フードやここでしか買えないグッズがラインナップされている。 現在「スーパー・ニンテンドー・ワールド」へ行くには「エリア入場確約券」または「エリア入場整理券/抽選券」が必要。「エリア入場確約券」は事前購入のみだが、もし購入を忘れた場合でも入場当日にUSJ公式アプリまたはパーク内で「エリア入場整理券」を取得できる。「エリア入場整理券」の配布終了後は「エリア入場抽選券」へと切り替わるため、可能であれば「エリア入場確約券」の事前購入をオススメしたい。 □Nintendo OSAKA(2022年11月11日 オープン) 場所:大阪府大阪市北区梅田3-1-1 大丸梅田店13階 営業時間:10時~20時 先ほど、任天堂直営のオフィシャルストアとして「Nintendo KYOTO」を紹介したばかりだが、大阪・梅田エリアでもオフィシャルストア「Nintendo OSAKA」が営業中だ。こちらでも「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」、「ピクミン」などのキャラクターグッズが販売されており、基本的な商品のラインナップは一緒だ。 だが、唯一「Nintendo OSAKA」のロゴが入った商品はここでしか買うことができない。恒例の赤やグレーのロゴTシャツや多色ボールペンがラインナップされており、ここで購入しておけば残りは「Nintendo TOKYO」の限定グッズのみとなる。「Nintendo TOKYO/OSAKA/KYOTO」と「ニンテンドーミュージアム」のTシャツをコンプリートすれば、友人に自慢できること間違いなしだ。 ■ 土日でミュージアムからUSJまで巡る! 関西・任天堂の聖地巡礼ツアー 続いては、先ほど紹介した任天堂スポット6カ所を土日で巡る“聖地巡礼ツアー”のアクセス方法とスケジュールを紹介。まずは初日・土曜日に巡る京都4カ所から見ていこう。 Nintendo KYOTOとホテル「丸福樓」は京都駅の北側となる京都市下京区、任天堂本社は京都駅の南側となる京都市南区にあり、JR京都駅からそれぞれ電車やバスで約10~15分ほどと近い距離に位置している。だがニンテンドーミュージアムは、任天堂本社よりさらに南となる宇治市にあり、京都駅から約30分ほどと若干離れている。 そこで聖地巡礼ツアーを行なう場合は、ニンテンドーミュージアムを第一目的地にするといいだろう。ミュージアムへのアクセスには「近鉄京都線」がオススメ。京都駅から「近鉄京都線」の準急または普通列車に乗車し、25分ほど電車に揺られたあと小倉駅にて下車する。小倉駅から5分ほど歩くとニンテンドーミュージアムに到着だ。 ニンテンドーミュージアムは朝10時からオープンとなるが、日時指定チケットのため予約時間よりも前に入館することはできない。そのため土日で任天堂スポットを巡る方は、できるだけ午前中(10時~11時台)のチケットを取るのがオススメだ。また展示エリアと体験エリア、グッズショップ、ワークショップ、カフェ全てを満喫したい場合、滞在時間は3時間以上を見込んでおいたほうがいいだろう。 ニンテンドーミュージアムのあとは、任天堂本社がオススメ。先ほどの近鉄京都線・小倉駅から京都市内へ戻り、電車で20分ほどの「十条駅」が任天堂本社の最寄り駅だ。改札を出て「油小路通」方面に向かって歩くと、まずは任天堂本社の開発棟が現われる。広大な敷地の中に“真っ白で真四角の建物”があり、建物には任天堂のロゴが掲げられている。 そこからさらに5分ほど歩き、「久世橋通新町」交差点の前にあるのが任天堂の本社社屋だ。ゲーマーが日ごろからお世話になっているNintendo Switchや各タイトルが、ここから世界に向けて展開されていると思うと、感慨深い気持ちになるかもしれない。 次に向かう場所は、本ツアー1店舗目のオフィシャルストア「Nintendo KYOTO」だ。任天堂本社から「烏丸通」へ向かい、歩いて7~8分ほどのところに京都市営地下鉄・烏丸線の「十条駅」がある。そこから地下鉄に約9分乗ると「四条駅」へたどり着く。10分ほど歩くとNintendo KYOTOが入居する「京都高島屋S.C.」に到着だ。 Nintendo KYOTOが入居するのは、京都高島屋S.C.の専門店ゾーン「T8」の7階。土日祝日などの混雑が予想される日は、整理券の配布が行なわれる場合もあるため、最新情報を「Nintendo TOKYO/OSAKA/KYOTO」公式SNSにて確認しておこう。 この3カ所を回るだけでも結構な距離を歩き、時間も良い頃合いとなるので、京都周辺に在住の方は帰宅する時間帯だ。だが、宿泊予約を済ませている方は最後の目的地「丸福樓」へと向かおう。京都高島屋S.C.近くのバス停「四条河原町」にて4番または17番、205番のバスに乗り、15分ほどの距離にある「河原町正面」にて下車。徒歩5分ほどで最終目的地となるホテル「丸福樓」へ到着だ。 2日目は「丸福樓」を出たらユニバーサル・スタジオ・ジャパンへと向かおう。「丸福樓」のチェックアウトは12時までと比較的余裕はあるが、週末のUSJは昼頃にピークを迎えるため、なるべく早く行って午前中から楽しむのがオススメだ。 朝8時頃に「丸福樓」を出発して、京都駅からJR京都線に乗ると、最短30分ほどで大阪駅へ到着。その後JR大阪環状線に乗り、西九条駅でJRゆめ咲線に乗り換えれば、9時30分頃にはUSJの最寄り駅であるユニバーサルシティ駅に到着するはずだ。USJは新エリアがオープンした「スーパー・ニンテンドー・ワールド」はもちろん、様々なエリアがあるため6時間ほどは滞在することになるだろう。 USJをあとにしたら残すは「Nintendo OSAKA」のみ。Nintendo OSAKAが入居する大丸梅田店はJR大阪駅と直結しているため、ユニバーサルシティ駅から西九条駅で乗り換え、大阪駅で下車するだけだ。また西九条駅で乗り換えずに済む直通列車(ユニバーサルシティ駅~大阪駅)に乗れば、よりスムーズに向かうことができる。 Nintendo OSAKAでグッズを購入したら、これにて土日で巡る“関西・任天堂スポットツアー”は終了。大阪・京都近辺に在住の方はそれぞれ一日ずつで巡ることができ、遠方から来た方はホテル「丸福樓」へ宿泊すれば、任天堂の歴史に触れることができる。もちろん、それぞれの混雑具合や交通状況などで前後する場合もあるが、任天堂ファンであれば週末を利用して6カ所制覇したいところだ。 ■ 京都・大阪には任天堂スポットがいっぱい! 2025年こそ“任天堂旅行”へ行ってみよう ここまで京都・大阪6カ所に点在する“任天堂スポット”へのアクセス方法やスケジュールをまとめた「攻略ガイド」の最新版をお届けしてきた。関西、特に大阪・京都には2020年以降にできた任天堂関連の施設が多くあり、任天堂ファンやゲーマーであれば訪れておきたい“聖地”といえる場所だ。それぞれの位置関係も絶妙に近いため、土日を利用すれば6カ所全てを回ることもできる。 また今年は任天堂の新ハードも登場予定。それぞれのスポットを巡りながら、移動時間中に新しいハードで新しいゲームをプレイすることもできるだろう。2025年はぜひ大阪・京都に訪れて、“任天堂スポットツアー”にチャレンジしてみてほしい。 (C)Nintendo (C) 2023 Plan・Do・See Inc. 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GAME Watch,畠中健太