青山学院大陸上部が合宿の熊本・水上村、卓球チームの誘致にも力 旧小学校の体育館を活用
陸上長距離を中心にスポーツ合宿の誘致に力を入れている水上村は本年度から、2022年度末で閉校した旧湯山小の活用策として、体育館を使う競技の合宿受け入れに力を入れ始めた。村地方創生推進課は「ぜひ村で、卓球チームの合宿を」と呼びかけている。 村には17年に整備したクロスカントリーコースがあり、湯山地区の宿泊施設で高校生を中心とした陸上選手の合宿を受け入れ。今年の箱根駅伝で総合優勝した青山学院大陸上部も3月に合宿した。 村の地方創生推進アドバイザーも務める同大陸上部の原晋監督が、体育館活用策として卓球の合宿受け入れを提案。村は昨年度、卓球台14台を導入し、準備を進めてきた。 4月27~29日には、卓球チームとして初めて八代工高が合宿。旧湯山小の体育館一面に卓球台を並べ、熊本県高校総体に向けて練習に打ち込んだ。卓球部の山本大地主将は「学校とは違う広い会場で、十分な練習ができた」と満足そうだった。
村は今後、県内の学校をはじめ実業団の卓球チームなどに、充実した施設をPRしていく考え。卓球を皮切りに、ほかの室内競技の合宿受け入れも検討する方針だ。(井田真太郎)