キューバ代表としてWBCに出場したジャリエル・ロドリゲス投手(撮影:Kenta Harada/Getty Images)

プロ野球・中日と今季の契約を結んでいたキューバ出身のジャリエル・ロドリゲス投手が、日本時間27日に自身のインスタグラムを更新し、「急に去ることになり申し訳ないと思っています」などとファンに向けたメッセージをつづりました。 中日のユニホームを着た写真とともに投稿されたメッセージは「この素晴らしい写真は僕にとって素晴らしい思い出です。ドラゴンズのファンのみなさんには、中日の選手として応援してもらったことに感謝の気持ちを伝えたい」という言葉で始まりました。 「急に球団を去ることになった謝罪の気持ちも伝えたいです」と3月にアメリカ・マイアミで行われていたWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）後に、球団との連絡を絶ったことについても述べました。 ロドリゲス投手はキューバの野球事情に詳しいメジャーリーグ担当のロメロ記者によりますと、メジャー球団と契約を結ぶために、キューバからの亡命を求めてドミニカ共和国にいるとされています。 「僕は僕の夢を追いかけることにしました。メジャーでプレーするという夢を。キューバ出身の僕の身ではかなわない夢です」 ロドリゲス投手がドミニカ共和国とされる場所でトレーニングしている映像はロメロ記者がTwitterに投稿しています。 「努力と鍛錬と、やり遂げるという意思があれば、かなうと思っています」 この投稿に同じキューバ代表としてWBCを戦ったソフトバンクのモイネロ投手や日本ハムのアリエル・マルティネス選手からは「頑張って（幸運を祈る）」というコメントが寄せられています。