群馬・山本一太知事、「法的問題はない」と強調 副知事再任1年限りの提案
群馬県の山本一太知事は13日の定例記者会見で、難航する前副知事の宇留賀敬一氏(43)の再任人事を巡り、任期を1年限りとする妥協案を12日の県議会全員協議会で示したことについて「1年というのは議会に対する知事の約束であって、法的に問題はない」と強調した。一部会派から副知事任期を4年と定めた地方自治法に反するとの指摘があった。 山本知事は、副知事の任期を4年とした地方自治法163条の規定を指摘したうえで、「確かに任命時に1年とする規定はないし、任期はあくまで4年だが、1年で退任するという約束を否定するものではない。想定外ではあるが、規定に反することはないという点については総務省にも確認した」と説明した。 そのうえで「問題は、この約束をどう担保するかだが、考えてみてほしい。全員そろった全会派の県議を前にマスコミのカメラの前で提案した約束を1年後、違えられると思うか。政治生命をかけた約束だ。ぜひ(県議会は)提案した条件で同意していただきたい」と語った。