荒天が予想される富士桜に石川遼も警戒 大会3勝目へキーはバックナイン
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前(28日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70) 【画像】「Sansan KBCオーガスタ」父親と2人3脚で挑んだ片岡大育 2007年のアマチュア時代を含め、石川遼が本大会に出場するのはこれで13度目になる。「年を追うごとに難しくなっている」と話したが、本大会での成績は09年、10年の2勝を含むトップ10が7度。成績を残してきた大会に今年も戻ってきた。 昨年大会も首位と2打差3位で最終日を迎えたが、15番で2オン5パットのトリプルボギーを叩くなど「76」とスコアを落として通算3オーバー19位。大会3勝目には届かなかった。 この日はプロアマで18ホールを回って最終調整。警戒するのは「1年を通して、これだけ深いラフでの大会はないんじゃないかなと思う」と生い茂ったラフだけでなく、台風10号の影響で予想される悪天候。「雨ならさらにコースも長く感じると思う」と、とくにバックナインに待ち構える難度の高いホールを注意ポイントとして挙げた。 480ydの12番(パー4)は、昨年の平均ストロークが「4.412」と難易度2位のホール。今年はグリーンの横幅が狭められて二段グリーンに改修された。「たぶんドライバーで打って、(2打目は)6Iか7I。1クラブくらい長い番手を持つかも」と話す。15番も、497ydの打ち上げでパー4設定とタフなセッティング。平均ストローク「4.451」で難易度1位だった昨年大会の最終日は、セカンドショットを6Iで打って2オンしたが、今年は「5Iのイメージかな」とこちらも一番手長いクラブを持つ可能性もある。 「与えられた条件のなかで、ベストを尽くして上位争いに食らいついていけるようにしたい」と意気込んだ。(山梨県河口湖町/谷口愛純) <過去の大会成績> 23年 19位 22年 5位 21年 2位 20年 21位 19年 5位 16年 2位 12年 予選落ち 11年 5位 10年 優勝 09年 優勝 08年 17位 07年(アマチュア時代) 15位