バイデン氏、奴隷解放記念祝う 再選に向け黒人票獲得へ
Andrea Shalal Jarrett Renshaw [10日 ロイター] - バイデン米大統領とハリス米副大統領は10日、奴隷解放記念日「ジューンティーンス」を祝うコンサートをホワイトハウスで主催した。米黒人歌手グラディス・ナイト氏やパティ・ラベル氏などが参加した。 バイデン氏は毎年6月19日を連邦政府が定める「ジューンティーンス」の祝日とする法案に2021年に署名した。 6月19日は1865年に南北戦争に勝った北軍が南部テキサス州ガルベストンに到着し、その2年前のリンカーン大統領の「奴隷解放宣言」に基づき黒人に対して自由の身になったと伝えた日。 バイデン氏は約1700人の出席者を前に「黒人の歴史は米国の歴史だ」と語り、一部の政治指導者が黒人が苦労して勝ち取った自由を奪おうとしているが、アフリカ系米国人の権利のために戦い続けると強調した。 バイデン氏は、前回大統領選で黒人有権者の票が勝利の原動力になったと述べており、11月大統領選での再選を目指し、黒人票を固める狙い。