台湾への団体旅行推進表明=上海副市長 交通相、政治的制限の解除に期待
(台北中央社)台北市と中国・上海市が交流する「台北上海都市フォーラム」(台北上海双城論壇)に出席した華源上海副市長は17日、今後上海からの訪台団体旅行を積極的に推進する意向を明らかにした。これを受け陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)は18日、交通部(交通省)は中国からの観光客の訪台を歓迎しているとし、中国が政治的な制限を解除できることを望むと語った。 中国からの訪台団体旅行は2020年1月に新型コロナウイルスの流行で中断した。台湾側は23年以降、受け入れに向けた準備を進めたものの、中国が台湾への送り込みに向けた計らいを行っておらず、全面的な再開には至っていない。 立法院(国会)交通委員会への出席前に報道陣の取材に応じた陳部長は、中国からの観光客が制限を受けずに台湾に来られることを期待すると強調した。また政治的な制限で中国からの観光客が来られないのは残念だとする一方、台湾は全ての国からの観光客を歓迎すると語った。 (李雅雯、余暁涵/編集:齊藤啓介)