毎年恒例の日本一早い?順位予想。セはズバリ阪神!ただし……【岡田彰布のそらそうよ】
条件付きで阪神推しよ。新外国人次第やけどな
2020年のセの優勝を阪神にしたオレやけど、その理由は新外国人の存在。ボーアがそれなりの仕事をしてくれたら十分に可能性はあるよ/写真=Getty Images
まことに静かな年の瀬である。いよいよ新しい年へのカウントダウン。ホンマ、この1年、このコラムをご愛読していただき、ありがとうございました。感謝です。 そんな静けさを破る声が届いた。最後の最後まで、追い込んでくるわ。編集担当のS君よ。やさしい顔をしているけど、注文に妥協はない。今回もそう。「日本一早い順位予想です。毎年恒例なので、よろしくお願いします」と言いたいことを言って、電話は切れた。 セ・パの順位予想……ね。とにかく2020年はオリンピックイヤーだし、日本列島は大いに盛り上がるだろう。球界も同様に、エキサイティングな1年にしなければならない。果たして、20年シーズンの金、銀、銅はどこか? 現時点で、という限定的な予想になるけど、オレが予想する金メダル候補は、セ・リーグはズバリ阪神。パ・リーグはソフトバンクということになった。 ■セ・リーグ 金メダルは阪神よ。オレはOBとして、いつも厳しい……と言われているけど、20年はホンマにチャンスの時を迎えていると予想する。ただし、阪神優勝には条件が付く。それは新外国人次第ということ。阪神は今オフ、現有戦力の入れ替えはほとんどなかった。ドラフトでも上位は高校生ばかりで、即戦力というわけにはいかない。そこで目立つのが外国人補強よね。ジョンソン、ドリスの退団が決定的となり、投手を補強している(ガンケル、エドワーズ、スアレスと契約)。そして何より野手や。左の長距離砲のボーアを早々と獲得し、加えて2019年の韓国リーグ打点王のサンズも加入することが正式に決まった。 とにかくタイガースは外国人によって、大きく変化する。ここ数年、野手の外国人補強は失敗続きで、それがモロに出たシーズンが続いた。でも、来シーズンはどうやら“悪夢”から・・・
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週刊ベースボール