議員を増やして! 町議会の定数増を申し入れ、鳥取県江府町の住民グループ 「議員の数が減ると民主主義が損なわれる」 議員報酬の半額カットも
鳥取県江府町の住民有志が5日、町議会(三好晋也議長)の議員定数が減ると民主主義が損なわれるとして、定数を現行の10から14に増やすよう求める申し入れ書と50人分の署名を三好議長ら宛てに提出した。 【写真】鳥取県江府、琴浦両町「西日本のマッターホルン」でブロッケン現象
住民有志は町内の同級生を中心とした8人。議員定数の増加とともに、議員報酬の50%カットを求め、定数増に充てるよう申し入れた。署名は8月中旬から9月中旬に集めた。 町議会は2005年の改選から定数を14から現在の10に削減した。現在、議会改革調査特別委員会(阿部朝親委員長)を設置し、議員定数の削減や維持を含めた見直しを議論している。 町役場で発起人の竹茂幹根さん(87)=江府町俣野=が三好議長、同特別委員会の阿部委員長、川端登志一副委員長宛ての申し入れ書を議会事務局の藤原靖事務局長に手渡した。 竹茂さんは「住民の代弁者である議員の数が減ると民主主義が損なわれる」と危機感を示し「住民の意思を受け取ってもらい、議会でしっかりと議論してほしい」と訴えた。