ミッドナイト競輪は“生活リズム”との戦いも 44歳レーサーが本音「寝るのが大変…」
久留米競輪のミッドナイト「楽天ケイドリームス杯(F2)」が29日、最終日を迎える。9RのA級決勝に出走する佐方良行(44歳・熊本=97期)に話を聞いた。 準決勝7Rを制して決勝進出一番乗りを決めた佐方良行。レース後は取材エリアに到着すると、その場に座り込んだ。ひととおりレース回顧が終わり、状態面について質問が飛ぶと「眠たいです」の言葉が返ってきた。 「眠い。普段ならもう少し、あと4時間くらいしたら起きる時間。上の子どもはまだ小学校1年だし、子どもを寝かしつけながら20時半くらいに寝て、3時か4時に起きて練習している。ミッドナイトは寝るのが大変。初日のレース後も朝4時に目が覚めちゃったし、昼寝をしようとしても10分くらいで目が開いちゃう」 来期はS級復帰が決まっており、12月のレインボーカップ・ファイナルの出走も発表された佐方は、相手だけでなく眠気とも戦っている。 「今回が終わったらしばらくFIなので。ここを凌げばだいぶ楽になる。もうひと踏ん張り」 8月の別府から5連続でのミッドナイト出走も今回でひと区切り。次のミッドナイト出走は5節後の12月松阪だ。さて、今回の決勝は甲斐俊祐に福岡勢がついたため、単騎戦となった。現在、決勝は5連続で準V中。シリーズリーダーの意地を見せて8節ぶりの優勝を目指す。(netkeirin特派員)