河本結のエースドライバーは未発売の『パラダイム Aiスモーク ♦♦♦ MAX』。どんな性能なのか、なぜ選んだのか本人に聞いた
ついに2024年の国内女子ツアーが開幕する。各選手、オフの調整を終え、沖縄の地にやってくるわけだが、開幕戦は久しぶりに選手を見るため、“仕上がり具合”がとっても気になる。そしてもうひとつ、年明けに次々に発表になったクラブを投入しているかなど、“使用ギア”にも注目が集まる。今年、復活を期すキャロウェイ契約の河本結(初日は8時50分INスタート)はNEWドライバーにかなり好印象だという。その様子をレポート。
河本結が使用しているのは、「パラダイム Aiスモーク ♦♦♦(トリプルダイヤモンド)MAX」。メーカーのホームページには載っていない、いわゆる“ツアーモデル”を投入している。性能は公表されていないため、どんなクラブなのかを、まずはキャロウェイツアー担当に聞いた。 「♦♦♦はそもそも少しコンパクトめ(ヘッド体積450cc)に設計されていて、“プロウケ”のいいクラブであるということはあります。とはいえ、もう少しやさしいほうがいいという声があり、それを反映したモデルになりますね。具体的には、ヘッドがシャローになっていて、少し大きく見えるようにしました。構えたときの安心感や、やさしさを感じられる設計になっています」
♦♦♦を使いたいけれど、少し難しい印象が出てしまうプレーヤーに“ドンズバ”のクラブだという。だが、単純に“やさしい”のなら、通常の「パラダイム Aiスモーク MAX」でいいのでは? と思ってしまう。しかしそこには、♦♦♦ならではの性能が隠されている。 「♦♦♦はそもそも“ロースピンモデル”として作られています。そこは大前提としてあって、そこから“若干”やさしくなったというくらい。あまりにやりすぎると、それこそ通常モデルと変わらなくなってしまうので、ロースピンモデルでありながら少しつかまり性能を加えたクラブという認識をしてほしいです」 では、河本はなぜこのクラブを選んだのか? 「やさしいプラス飛ぶというのが一番。正直、飛距離だけだったら♦♦♦のほうが飛びます。ただ、私の場合はミスをしたときの幅が大きくなってしまったので、確率が悪かったんです。でも“MAX”は本当に曲がらないんです。ここまでミスに強いとは思いませんでした」 今までは通常モデルしか使ってこなかったという河本だが、♦♦♦シリーズを打ってみたら意外やさしくて驚いたという。
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