『ゴッドファーザー』監督も注目!?「マフィアの妻」ファッション、海外セレブに大流行の理由とは
Netflixでドラマシリーズ『グリセルダ』が始まった。1970年代から1980年代にかけて麻薬取引に暗躍したコロンビア出身の「コカインの女王」を取りあげたシリーズだ。おりしもSNSでは新しいトレンドが生まれつつある。おしゃれで趣味の良い「クリーンガール」から、ギャングスターの妻、すなわち極妻へ。ジャラジャラのジュエリーにヒョウ柄、フェイクファーを纏い、ヘアもゴージャスなMob Wifeトレンドに注目しよう。 【写真】毛皮、黒ドレス、高い露出度…マフィアの妻ファッションを纏うセレブたち! 言うなれば『グッドフェローズ』のロレイン・ブラッコのようなスタイルに、キム・カーダシアンのシルエットと、ツンとすましたメラニア・トランプを足したような感じだろうか。"mob wife"とか"mafiosa"と呼ばれる女性は自分の姓的魅力を存分に駆使してのしあがり、ブランドサングラスや派手なアクセサリーでそれをひけらかす。ゴールドのチェーンを光らせながら誰よりも素敵に毛皮を着こなし、革のヒールブーツでさっそうと歩く。派手なメイクは思いっきりセクシーだ。ハッシュタグ#MobWifeAesthetics は10日も経たないうちにビュー回数が5000万回を突破した。しかし、2024年に入ってからなぜ"極妻"がSNSで注目されているのだろうか。
大胆にしてタフ、冒険家精神に富んで自由な女性
AFP通信が報じているように、少し前からデュア・リパ、シェイ、ヘイリー・ビーバー、ケンダル・ジェンナーら多くのセレブがこのスタイルを採用している。「Mob Wifeとは大胆にしてタフ、冒険家精神に富んで自由な女性のこと」と言うのはニュージャージー出身の29歳のアメリカ系イタリア人、サラ・ジョーダン・アーキュリ(インスタグラムのフォロワー数12万人)だ。Mob Wifeトレンドの仕掛け人でもある。確かにこのスタイルを採用しているセレブたちには共通点がある。成功した男性が人に自慢するために結婚する"トロフィーワイフ"とは違い、男などいなくても高価なバッグやジュエリーを自分で手に入れて見せびらかすことができる女性たちなのだ。このトレンドにはマフィア映画の大御所、フランシス・フォード・コッポラも注目している。「マフィアの女の美学がカムバックしているらしい」とマフィアのカルト映画『ゴッドファーザー』三部作の監督はインスグラムに投稿した。 TikTokの女性インフルエンサーたちに"極妻"スタイルは大人気だ。ただし2024年バージョンとしては当然ながら毛皮はフェイクファーとなる。さらにヒョウ柄、 ガーターフリーストッキング、ゴールドのジュエリーの重ねづけ、そして腰に巻く派手なチェーンベルトでフルセットだ。メイクに関しては、TikTokで1530万人のフォロワーを持つミケイラ・ノゲイラが「スモーキーアイ」を勧める。目を黒く縁取り、たっぷりのつけまつげ、そして口元は「真紅のリップ」をどうぞ。ヘアスタイルは1980年代風の超ボリューミーなブロースタイルが合う。