富士急行、高校生以下の通学定期を異例の値下げ 地元高校PTA要請受け最大20%
富士急行グループの鉄道会社である富士山麓電気鉄道(山梨県富士河口湖町)は24日、富士山の麓を走る富士急行線で高校生以下の通学定期券を値下げすると発表した。来年4月1日発売分からで、約10~20%の値下げとなる。鉄道各社では運賃の値上げが相次ぐ中で、同社の定期券値下げは異例の対応だ。 今回の改定は11月に山梨県東部・北麓地域の富士急行線沿線の高校のPTA会長らからの要請を受けて実施したもの。昨今の物価高騰に対し、経済的な負担を減らし、充実した高校生活を支援するためとして決定した。 大月駅から河口湖駅までの区間(27キロ)の6カ月定期券購入の場合、現行の9万4450円に対し、改定後は7万5550円と20%の値下げとなる。