神戸ルミナリエの公式グッズが「マジで使える」、震災の教訓を活かす「風化させないよう」
現在、神戸・三宮エリアで開催されている『神戸ルミナリエ』。メインエリアの分散や有料エリア誕生など、新たな取り組みも注目されるなか、公式グッズのなかに気になるものを発見した。 【写真】なかにはSNSで「必要」と話題になったアイテムも 公式グッズ売り場には、ルミナリエの電球作品の画像を使ったキーホルダーやトートバッグ、マグネットなどがメインにならぶ。そのなかに黒いシンプルな布製のサコッシュ「防災緊急8点セット」が置かれていた。
■ 気になる中身は? SNSで話題となった「メモ」も
中身は、カラビナLEDライト、ホイッスル、アルミシート(体を覆って体温を逃しにくくする)、軍手、個包装圧縮タオル、個包装マスク2個、防災ガイドで、サコッシュを含めても165グラムと軽量だ。防災ガイドには、自分の氏名や住所などの基本情報と、家族や知人などの緊急連絡先を記入するスペースも用意されている。 この情報は自分に何かあったときにすぐに身元がわかるほか、スマホの充電がなくなってしまったときに家族の電話番号がわからなくならないように用意しておきたいと最近SNSでも話題になっていた。 同セットは基本グッズが揃っているので、まだ何も用意していない人はこれだけでもOKだが、サコッシュの容量に余裕があるので、常備薬、羊羹などの非常食、携帯トイレなどの各自必要だと思うものをプラスしてカスタマイズすれば、さらに心強い。
■ 「『阪神淡路大震災』を風化させないよう」
同イベントの運営担当者に、発売の経緯について尋ねると「今回は例年12月開催だったものが1月になったということもあり、『「阪神淡路大震災」を風化させないように』との思いがより一層強まっています。そういったところから同グッズの企画も生まれました」とのことだ。 「防災緊急8点セット」は会場の公式グッズ売り場のほか、オンラインや電話でも購入可能。料金は2000円(収益費の一部は開催事業経費に充てられる)。「神戸ルミナリエ」開催期間は、1月28日まで。 取材・文・写真/太田浩子