12月市議会一般質問 藤田市長が3期目へ出馬表明、選挙は来年4月【山陽小野田】
任期満了に伴う来年4月の山陽小野田市長選に向け、藤田剛二市長(65)は10日、3期目への出馬を表明した。「持続可能なまちづくりを進めていくため、先頭に立って役割を果たしていきたい」と決意を述べた。市議会12月定例会一般質問の最終日となった同日、中村博行議員(みらい21)の質問に答えた。 藤田市長は2期目の取り組みとして「協創によるまちづくり」を根幹に据え、日本初の事例となるLABV(官民協働開発事業体)手法による複合施設「Aスクエア」の開設や、全11地区で地区運営協議会(地域運営組織)を設置したことを強調。新型コロナ対策、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)など、世の中の大きな変化を感じる4年間だったと振り返った。 3期目に向け、子育てや学びの充実、スマイルエイジングを軸とした健康・医療・福祉の充実、山口東京理科大との連携なども継続し、第2次総合計画の後期基本計画に反映させることで、2029年の終期に向けて集大成の歩みを進めていきたいと意欲を見せた。 藤田市長は1984年に東京理科大工学部卒。87年に米国ノースイースタン大情報システム修士課程修了。NTTデータを経て91年に富士商に入社。2012年に社長に就任したが、市長選出馬のため16年で退任し、翌17年に初当選を果たした。 市長選は来年4月6日に告示、同13日に投開票される。現在までに藤田市長以外に立候補の表明はない。