里親に引き取られてから姿、行動が一変したワンちゃん 元繫殖犬だったワンちゃんの様子に「愛の力って本当にすごい」の声
ペットを飼うことはその動物と家族になるということです。一緒に暮らしていると、成長とともに様々な変化がありますよね。 【写真7枚】引き取られた当初、茶色の毛だったリノちゃんの変化 今回紹介するのはラブラドールレトリバーのリノちゃん(@abby20050103)。飼い主のユミコさんがインスタグラムに投稿したリノちゃんの動画が話題になり、85.8万回再生されています(2024年4月17日現在)。一体どのような動画なのでしょうか。飼い主のユミコさんに話を聞きました。
元気になったね!
保護団体で保護されていたリノちゃんは、2022年12月にユミコさんが里親となり家に迎えられました。 動画には、ユミコさんの家に来たばかりのリノちゃんの姿が。最初は毛の色や手のシミが気になっていた飼い主さん。今ではすっかりきれいな毛並みになりました。 最初は冷たい床で寝ていたリノちゃん。今はこたつでぐっすり寝るほどに表情が緩んでいます。 また、リノちゃんはお散歩の仕方を知りませんでした。ですが、今は楽しくお散歩できているようですね。 実は2022年の2月に先代犬を看取っていたユミコさん。何となくネットで里親募集を見ることもありましたが、しばらく新しい子を迎える気持ちは起きなかったそうです。
この子だ!
そして、12月に入ったとある日。 ある保護団体のサイトでリノちゃんを見たユミコさん。見た瞬間に「この子だ!」と感じ、いても立ってもいられなくなったのだとか。旦那さんの了承を得たユミコさんは、保護団体に問い合わせをしました。「何かに突き動かされる感じ、とでもいうのでしょうか。正直、自分でも不思議な感覚でした」とユミコさんは語ります。 当時のリノちゃんは繁殖犬として飼育されていたのですが、ブリーダーさんが高齢で面倒を見きれなくなってしまい、里親を探している状況でした。 そして、なんとメールと電話のやり取りだけで、実際に会うこともなくリノちゃんを引き取ったユミコさん。 「今思えば無謀な行動ですが、どんな子でも絶対に責任を持って育てる!と覚悟はしていました」 そうして、はれてリノちゃんはその年のクリスマスイブにユミコさんのうちの子になったのです。 初めは、家のなかでずいぶん戸惑っていたリノちゃん。ドッグフードしか食べたことがなく、フルーツや野菜は食べられなかったのだとか。また、寝るときはベッドやクッションを使わず、キッチンや廊下の硬い床の上で寝ていました。 そして、犬なら嬉しいはずの散歩もどう動いていいかわからず、ユミコさんの顔ばかり見ていたリノちゃん。 「全体に筋肉量が少なく、階段も上ったり下りたりできませんでした。初めて対面したときからすぐに懐いてくれたので、人が好きなのかと思っていたら、他の人にはとても警戒心が強く、色々な音にも敏感に反応していました。基本的なトレーニングはされておらず、お座り、伏せ、待てもできませんでした」と、ユミコさんは当時のリノちゃんの様子を教えてくれました。