パラ五輪金メダル2個の秘密は「効率よい泳ぎ」 水泳の木村選手が地元凱旋「ふるさとに応援もらった」
パリ・パラリンピック競泳で2冠を達成した滋賀県栗東市出身の木村敬一選手(34)=東京ガス=が8日、同市役所を訪れ、竹村健市長に「ふるさとからの応援をたくさん頂いた」と感謝の言葉を述べ、大会の成果を報告した。 木村選手はパリ大会で、競泳男子50メートル自由形(視覚障害S11)で日本新記録をマーク。同100メートルバタフライ(同)では大会新で2連覇を達成し、それぞれ金メダルを獲得した。 木村選手は「東京大会ではパワーで押し切るスタイルだったが、パリでは効率よく泳ぐことを目指して練習し、成果を十分に発揮することができた」と振り返り、2個の金メダルを手に笑顔を見せた。竹村市長は「市民全体に喜びを共有できたことを大変うれしく思う」と激励した。 木村選手は9日に滋賀県草津市のインフロニア草津アクアティクスセンター(市立プール)で開幕する日本パラ水泳大会への出場を控えており「滋賀の皆さんにしっかりと泳ぎを見てもらえたら」と語った。