【秋華賞・厩舎直送】紫苑SでレコードVのクリスマスパレードは栗東滞在「1頭でも大丈夫みたい」
[GⅠ秋華賞=2024年10月13日(日曜)3歳牝、京都競馬場・芝内2000メートル] 2016年に重賞に昇格してから、3頭の秋華賞馬を出している注目のトライアルレース・GⅡ紫苑S。今年はクリスマスパレード(加藤士)が1分56秒6のレコードタイムで制した。前走後はノーザンファーム天栄への放牧を経て、美浦トレセンでのワンクッションを挟んで3日に栗東へ到着。美浦からの馬運車の中でもカイバをしっかりと食べて、初の長距離輸送は問題なくクリアした。 「寂しがるかなと思ったんですけど、1頭でも大丈夫みたいです」 担当の安瀬助手が白い歯をのぞかせる。前走はスムーズに2番手を追走。最後の直線で抜け出すと、猛追するミアネーロ以下を封じ込んで勝利した。「前が速い中でそのまま止まらずに行けたというのは、かなり強い内容」と振り返る。 2000メートルは3戦2勝。同じ右回りの中山競馬場では3勝全勝という戦績から、初めての京都でも高いパフォーマンスを発揮できそうだ。同助手は「自分のペースで力まずに行けたら。いいスタートをしていい位置について、というのが理想かなと思います」と期待に胸を膨らませた。
東スポ競馬編集部