【関屋記念】夏だ、波乱だ、デカ馬だ!馬券率2倍以上も注目薄の爆弾穴
8月11日(日)の関屋記念(G3、新潟芝1600m)は、「デカ馬」がアツい! いきなり何のこと?と思われたことでしょう。それではどうぞ、こちらをご覧ください。 ▼関屋記念「馬体重」別成績 ~439kg [0-1-0- 7]複勝率12.5% 440~479kg[2-4-2-42]複勝率16.0% 480~519kg[5-3-5-69]複勝率15.9% 520kg~ [3-2-3-12]複勝率40.0% (※過去10年) おわかりいただけたでしょうか。過去10年では馬体重480kgを超える馬が計8勝と優勢。中でも「520㎏以上」の馬は該当例こそ少ないものの、それ未満の馬たちと比べて複勝率が突出しており、2倍以上の確率で馬券になっています。 またこの内訳を見てみると、22年3着ダノンザキッド(2人気、526kg)や19年1着ミッキーグローリー(1人気、554kg)のような人気どころだけではなく、21年2着カラテ(6人気、520kg)や17年1着マルターズアポジー(7人気、528kg)などの人気薄も激走を見せているのは興味深い点でしょう。 新潟競馬場の特徴と言えば何と言っても広大な芝コース。特に外回りの広く長い直線を用いた追い比べでは、体を一杯に使って走ることのできる雄大な馬体の持ち主が力を発揮しやすいのだと考えられます。 当然のことながら、出走する馬の体重はレース当日になってみないとわからないもの。とはいえ「520㎏以上」の巨漢馬を探すとなれば、過去の出走体重からある程度の候補を絞り込むことは可能です。 たとえば新馬戦時に528kgでデビューしたディスペランツァ。2走前にアーリントンカップを制覇した際は514kgと多少絞れていましたが、何しろ育ち盛りの3歳馬。馬体が成長していれば、初の新潟コースで持ち前の爆発力を見せても不思議ではないでしょう。 さらにイチオシなのはサクラトゥジュールです。7歳の歴戦馬ながらいまだ成長を続ける巨躯の持ち主で、520kg以上で臨んだレースでは計5戦3連対、前走では初の重賞制覇も成し遂げるなど、まさに脂が乗った1頭です。 しかし2走前12着→前走1着と成績一変での重賞制覇をフロック視されているのか、休養明けもあって世間的には注目されていない様子。JRA最長距離を誇る直線で、低評価をあざ笑うかのように突っ込んでくる巨体が見られるかもしれませんよ!
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