最適ヘッドを選ぶだけではダメ!? ピンのフィッティングで分かった「スペック選び」の大切さ
グリップの太さもフィッティングできる
次は、シャフトの重さと硬さ、グリップの太さまで決めていきます。
【T】マイクラブが115グラムのシャフトを使っているせいか、軽いモデルはふわふわした感じで安定しない印象です。 【永】重さはヘッドスピードやボール初速に影響しますが、Tさんはシャフトを軽くしてもそこまでスピードが上がらず、キャリー、トータルはむしろ重い方が出ています。現状の115グラム台が合っていると思います。同じ重量の違ったモデルも試していただきましたが、今、使用している「N.S.PRO MODUS3 TOUR115」が一番方向性にまとまりがありましたね。ただ、マイクラブではXフレックスを使っていますが、今回は0.25インチ短くなりますので、フレックスはSの方が振り感がそろうと思います。 最後にグリップの太さを決めていきます。 【永】ピンではグリップの太さを色で分けています。手のひらの長さと一番長い指の長さで決めていきます。Tさんはピンのグリップの「カラーコードチャート」でいくと「アクア」、日本では標準とされている太さが推奨です。ただ少し太い「ホワイト」も試してみる価値はあると思います。 【T】今日ずっと握っていた標準も良かったですが、「ホワイト」もすごいしっくり来ますね。細いのは苦手なので変えるとしたら太くする方向ですね。 【永】グリップを太くすることで手首を固定しやすくなり、余分なフェース開閉を減らすことができます。握りにくさ、振りにくさがないのであれば、「ホワイト」にしてあげるとお悩みの引っかけも出にくくなるはずです。
PINGでは無料でフィッティングが受けられる
フィッティングを終えたTさんの感想です。 「長さや重さ、ライ角が弾道にどう影響するのか丁寧に説明していただいて理解が深まりました。今まで標準的なスペックのものしか使ったことがなかったので、スペックを調整したクラブを使うことでゴルフにどんな変化が起きるのかすごく楽しみになりました」 フィッティングを担当してくれた永野さんは次のように話します。 「クラブ選びで最高の結果を得るには、スペック調整が大切になります。相性の良いヘッドを選んでも、たとえばライ角が合っていなければボールを狙った方向に飛ばすことはできません。ゴルフで悩みをお持ちなら、ぜひPINGのフィッティングを受けてみてください。自分に合ったクラブならより良い結果が得られるはずです」
ピンでは「PING FITTING STUDIO みなとみらい」の他にも4つの直営店で同様のフィッティングを受けることができます。驚きなのは、これほどきめ細かなフィッティングが無料で受けられること。会員登録をすれば、PING公式サイトから気軽に予約を取ることができます。 取材協力・PING FITTING STUDIO みなとみらい 横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー内ランドマークプラザ2階
田辺直喜