「スノーピーク」宮崎県都城市のキャンプ場、半年で年間目標上回る27万人…冬も楽しくイルミネーション
来場者は開業から7か月近くたった11月25日現在で約26万7000人。市が想定した年間目標の19万人を上回る。県内からの宿泊客は約2000人を数え、その8割近くを都城市民が占める。「地元の皆さんにここまで利用していただけるとは」と田中店長は驚く。
タイアップして焼酎や梅酒開発
10月末には、市の特産である焼酎や梅酒の新商品4点の販売も都城CFの直営店などで始まった。
大浦酒造の焼酎「都桜」(500ミリ・リットル、税込み3300円)、霧島酒造の焼酎「黒霧島 雪峰」(490ミリ・リットル、同3960円)、都城酒造の梅酒「premium blend樽貯蔵梅酒 みやこんじょ」(500ミリ・リットル、同2750円)、柳田酒造の焼酎「母智丘 千本桜」(500ミリ・リットル、同2200円)で、都桜の米麹に「雪室貯蔵米」と呼ばれる新潟産コシヒカリを使うなど、各社がスノーピーク社とタイアップして開発した。数量限定の「黒霧島 雪峰」は都城CFと霧島酒造「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」のみで販売。残る3商品は全国のスノーピーク直営店で販売している。
都城CFではたき火を囲んだり、澄み切った夜空の星を眺めたりと冬場もキャンプを楽しめる。市と都城CFは11月30日、イルミネーションの点灯を開始。キャンプサイト内の木1本を電飾で飾り付けており、来年2月2日まで続ける。12月14、15日にはクリスマスマルシェ、31日は餅つき、元日は初売りも企画する。
田中店長は「市民の皆さんの生活の一部として愛され、都城の景観や『肉と焼酎』という市の魅力を全国に発信する、何度でも足を運んでもらえる施設にしていきたい」と話している。