鮮やかな青紫色の羽が優雅にはばたく、国蝶「オオムラサキ」の羽化がピーク…奈良・明日香村
鮮やかな青紫色の羽を持つ国蝶(こくちょう)・オオムラサキの羽化が、奈良県明日香村でピークを迎えている。今月末までに約1500匹が羽化する見込みという。 【地図】奈良県
羽を広げると約10センチになるタテハチョウ科では最大級のチョウで、飼育家の林太郎さん(40)が2016年から人工繁殖に取り組む。一部は同県橿原市の市昆虫館で見ることができる。動画投稿サイトや小学校の出前授業でオオムラサキの生態を解説している林さんは、「今年は昨年以上の数が羽化できそう。命や環境の大切さを伝えていきたい」と話している。