3連覇狙う王者Honda牽引する小山直城 パリ五輪代表として「任された区間で自分の仕事を」/ニューイヤー駅伝前々日会見
2024年正月に行われる第68回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)を2日後に控えた12月30日、有力チームの主軸たちが顔をそろえて記者会見が行われた。 ニューイヤー駅伝 全チームの区間エントリーをチェック! 史上4チーム目の3連覇を狙うHondaは、パリ五輪マラソン代表の小山直城が出席。「ニューイヤー駅伝はチームとして一番大事な大会。3連覇に向けてがんばりたい」と力強く語った。 激しい雨の中で行われた10月15日のMGCを制し、初の五輪代表内定をつかんだ。その後は「1回休んでから。この大会に向けて準備してきた」そうで、「調子はいい」。 前回は最長区間の4区を務め、トップに立って連覇への流れを引き寄せた。今回は終盤の要となる6区を担うが、「日本代表として注目されて、なかなか自分の思い通りの行動がとれないかもしれないが、浮足立たずに走りたい」。そのうえで、「任された区間で自分の仕事を果たしたい」と口元を引き締める。 意識する選手の1人に、MGCで優勝争いを演じたGMOインターネットグループの大迫傑(Nike)を挙げた。同じマラソン選手とであり、優勝を争いのライバルチームとして、「大迫選手よりも先にタスキを渡せるかたちが理想」と言う。 今大会から最長区間となった2区(21.9km)は中山顕が務め、3区は東京五輪10000m代表の伊藤達彦、4区は1年目のイェゴン・ヴィンセントと東京国際大OBコンビでつなぎ、5区には今夏のブダペスト世界陸上3000m障害ファイナリストの青木涼真が4年連続で務める。 その中でエースとして、王者を牽引するつもりだ。 大会は1月1日、群馬県庁前をスタート・フィニッシュとする7区間100kmのコースに41チームが出場して行われる。スタートは午前9時15分。大会の模様はTBS系列で午前8時30分から生中継される。
月陸編集部