【速報】兵庫・斎藤知事 続投の意思「変わりはない」 19日に『不信任決議案』提出・可決の見通し 決断に「知事は孤独な面もある」辞職か議会解散か明言避ける
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑に対し、県議会が「不信任決議案」を2日後の本会議初日に提出する方針の中、斎藤知事が17日、県庁で記者団の取材に応じ、続投の意思に「変わりはない」と話しました。 記者団から議会の解散や出直し選挙について問われた斎藤知事は、「自分がどう対応していくかは法律の規定に基づいて考えて判断していく」と繰り返し、辞職するか解散するかの明言を避けました。決断の際に、相談できる相手がいるかを問われると、「知事はやはり孤独な面もある。不信任決議案が出た場合、自分のことですから、政治家としての対応をどうするか決断することになる」と語りました。
■副知事の聞き取りに斎藤知事「言い過ぎた面あった、反省すべき点はあったと思う」
一連の疑惑が告発された直後、片山副知事(当時)が、「俺の悪口もよう書いてあったけど。勤務中にやっとったんちゃうんかい。どないやねん」「名前が出てきた者は一斉に嫌疑かけて調べなしゃあないからな」「名前出てきた者は、皆在職しとるいうことだけ忘れんとってくれよな」などと、人事権をちらつかせながら、強い口調で聞き取りを行っていたことが判明しています。 斎藤知事は17日、「全体としては県としてはきちんと対応した」と話す一方、こうした聞き取り調査が適切だったかを問われると、「違法かどうだったかは別として言葉が強かった、言い過ぎた面はあったと思う。言葉が強かったという面は、副知事も反省すべき点はあったと思う」と述べました。
■県議会の全員が“辞職要求” 不信任案可決されれば「辞職」か「議会解散」
斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐっては、9日に兵庫県議会・第二会派の「維新」が、12日に兵庫県議会の最大会派「自民」のほか、公明、ひょうご県民連合、共産、無所属議員が辞職を求める申し入れを行い、県議86人全員から「辞職要求」される異例の事態となっています。 各会派は19日の本会議初日に知事の不信任決議案を提出する方針を固め、不信任案は可決される見通しとなっています。可決されれば知事は辞職か、議会の解散かを選ぶことになります。
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