【今年も灯油は高い!?】真冬になる前に確認しよう! 暖房や給湯での節約方法は?
冬になると灯油の使用量が多くなり、灯油代が気になる人もいるのではないでしょうか。世界的な燃料油価格の高騰を受けて、政府は燃料油価格の激変緩和措置を実施していますが、2023年度冬の灯油価格はどうなのでしょうか。 本記事では、最新価格と灯油の節約方法を紹介します。自宅の暖房や給湯に灯油を使用している人は、ぜひ参考にしてください。
最新の灯油価格
資源エネルギー庁が公表した「給油所小売価格調査」によると、2023年10月30日時点で灯油の全国平均価格(18リットルあたり)は店頭販売が2088円、配達が2257円です。9月25日時点では店頭販売が2187円、配達が2353円だったため、約1ヶ月で100円程度値下がりしたことになります。 なお、2022年10月31日時点の灯油の全国平均価格(18リットルあたり)は、店頭販売が2019円、配達が2181円でした。1年前と比較すると18リットルあたり70~80円程度値上がりしていることになりますが、比較的に価格は抑えられていると感じた人もいるでしょう。 2023年9月に灯油が高騰していた理由は、政府が6月から燃料油価格の激変緩和措置(燃料油価格激変緩和補助金)を段階的に縮小し、9月に終了する見込みだったためです。その後、燃料油価格の激変緩和措置は2024年4月末まで延長されることになり、灯油の価格も落ち着いてきました。
暖房における灯油代の節約方法
2023年10月30日時点で、1年前と比較しても灯油の価格はそれほど高騰していません。燃料油価格の激変緩和措置が取られる2024年4月末までは、灯油の価格は安定すると予想されます。しかし、灯油代を少しでも節約したい人は多いでしょう。 資源エネルギー庁によると、石油ファンヒーターの使用時間を毎日1時間減らすとひと冬で約1470円の節約になるとされています。また、設定温度を1度下げるだけで、ひと冬で880円の節約が可能です。また、室内の熱を逃がさないように、カーテンを二重にしたりドアや窓に断熱材を貼ったりするのも効果的でしょう。