早稲田大学、『BEAT UP』を掲げた新シーズンの初戦。ラグビー関東大学春季交流大会
対する流通経大はサイズのあるFWを率いる。NO8(ナンバーエイト)ティシレリ・ロケティは、前節の明治大学戦でも自身のストロングポイントを遺憾なく発揮。流通経大の切り込み隊長として早大の脅威となるだろう。
また、WTB(ウィング)アポロサ・デレナギの大きなストライドを生かしたランにも注意が必要だ。FWでゲインを狙い、積極的なオフロードパスで、さらに前進を試みるのが流通経大アタックの特徴といえる。
前試合、慶大戦は「1対1にこだわる」というテーマを掲げて臨んだ早大。今試合は慶大戦以上にタフな試合になることが予想され、プレーヤー1人1人がコンタクトで優位に立つことが勝利への条件になるだろう。
「自分たちがどれぐらい戦えるのか楽しみ」とHO安恒直人(スポ4=福岡)は春シーズンでの対外試合に自信を見せる。早大ラグビー部が目指すのは『荒ぶる』のみ。2019年以来、17度目の日本一を掴み取るための準備を着実に進めてきた。早大らしいラグビーで流通経大を圧倒し、これからのシーズンに弾みをつける一戦とできるか。
春季大会の開幕、待ちに待った公式戦。早大ラグビー部はいよいよ『荒ぶる』へ向けた長い戦いのスタートラインに立つ。さあ、キックオフの笛が鳴る。
記事:村上結太/写真:西川龍佑(早稲田スポーツ新聞会)
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