災害への備え楽しく学ぶ 長野県麻績村で5年ぶり「ふくしのつどい」
麻績村社会福祉協議会は8月25日、村地域交流センターで、5年ぶりとなる「ふくしのつどい」を開いた。災害への備えをテーマに、防災用品の紹介や健康づくりに役立つ催しが行われ、120人余りの村民が楽しみながら学んだ。 福祉用具や防災用品のコーナーでは簡易トイレや段ボールベッドなどが展示され、来場者がベッドに横になるなどして関心を寄せた。車椅子にアームを取り付けて人力車のように引ける補助器具を試した村社協職員の女性は「すごく楽でいい」と感心していた。 佐久平総合リハビリセンターによる姿勢測定会は、立ち姿を撮影して体のゆがみや筋肉の硬さが分かり、それぞれの状態に応じたストレッチの方法が個別に紹介された。指導を受けて前屈が改善した女性は「普段からラジオ体操をしているけれど、前かがみが苦手と感じていた。これから毎日やってみようと思う」と喜んでいた。 村社協の峰田江津子事務局長は「思った以上に来ていただいた。災害をどう乗り越えるかをみんなで考えたい」と話していた。
市民タイムス