「打撃強化月間」終えたソフトバンク育成2年目野手、代打でいきなり2点二塁打 大道3軍打撃コーチ「1カ月打撃に専念した成果」
◆交流戦・ソフトバンク3軍10―2四国アイランドリーグplus徳島(1日、タマスタ筑後) ソフトバンクの育成2年目、山下恭吾内野手(19)が、5月の1カ月間にわたって取り組んだ打撃強化の成果を発揮した。 ■タマスタ筑後、まっすぐな視線の先に―【写真】 8回2死一、二塁で、2安打を放っていた5番嶺井の代打で登場。1ボールからの直球をはじき返し、左中間への2点二塁打とした。「7回の守備の時に、代打を言われていたので準備はできていた」と振り返った。 首脳陣が「打撃強化月間」とした5月は、4軍でバットを振り込んだ。150キロに設定したピッチングマシンを打ち込み、速い球への対応を磨いた。本人も「スイングスピードが10キロ上がり、115キロになりました」と手応えを口にしていた。 1カ月ぶりに3軍に戻ったこの日は代打の1打席で結果を出した。「スイングや空振り一つでも、3軍の首脳陣に今までと違うなと思わせたかった。それがいい結果につながった」と笑う。 大道典良3軍打撃コーチは「いい当たりだった。1カ月みっちり打撃に専念していた成果が表れた」と認め、他の首脳陣にも「良くなっている」と言葉をかけられた。課題の打撃向上へ、今後もバットを振り続ける。 (浜口妙華)
西日本新聞社