やはり“世界最高峰”はたとえたくなる! エベレスト・ソング
ニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリーとシェルパ族のテンジン・ノルゲイが、世界で初めて世界最高峰の山“エベレスト”(8,848m)の登頂に成功したのが、1953年5月29日。それにちなんで、5月29日が「エベレスト登頂記念日」に設定されています。 登山家や冒険家にとって憧れの対象であり続けている世界最高峰のエベレストは、音楽の世界でも多くの楽曲で曲名や歌詞に使われています。 曲名としては、『サインはV』『デビルマン』『エースをねらえ!』などのアニメ主題歌を手掛けた三沢郷が作詞・作曲し、ダークダックスの歌唱でも知られる「エベレスト」をはじめ、TRICERATOPS「エベレスト」、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「Everest」、2PMのJun. K「EVEREST」、おしりかじり虫「おしりの山はエベレスト」(写真)などがあります。 テーマや歌詞に“エベレスト”が使われているケースは、忙しい状況を“エベレストみたいに積まれてく”としたももいろクローバーZ「HOLIDAY」や“エベレストに登ってみたい”から始まるGLAY「Chelsea」をはじめ、Mr.Children「Happy Song」、井上陽水「フェミニスト」、安全地帯「Power」、大黒摩季「GUTS MY MIND!」、NEWS「恋のABO」、EXILE「Touch The Sky feat.Bach Logic」、キマグレン「バケット・リスト」、Awesome City Club「クリエイティブオールナイト」など、幅広いジャンルの楽曲に登場。 ライミングやフロウを駆使するヒップホップやラップ、レゲエなどでは特に用いられることが多い印象で、m-flo「Call Me」、PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE「Psyfe Cypher」、DOBERMAN INFINITY「Backstage Freestyle」、般若「ノーペイン ノーゲイン」、KEN THE 390「Turn Up feat.T-PABLOW,SKY-HI」、DABO「徒然草 feat.HUNGER,MACCHO」、lecca「How 'ya feelin'」、COMA-CHI「Mr. Platonic」などで、高い壁だったり、見上げる存在だったり、自身の立ち位置を誇示したりと、さまざまな形のたとえとしてエベレストのフレーズを見ることができます。 さだまさしの隠れた名(迷)曲を集めたアルバム『御乱心~オールタイム・ワースト~』に収録された「誰も知らない二番目のうた」では、世界最高峰のエベレストと世界2位のK2をはじめ、さまざまな1番とともに2番目をさだらしくダジャレなどを用いながら歌い紡いでいます。普段はなかなか日の目を見ない2番目に着目し、勉強になる歌ともいえそうです。