『不要不急の外出は控えて』 大雪めぐる気象庁呼びかけ、情報番組で議論… 「ぼくは疑問に思う」「判断の基準は難しい」
フジテレビ系朝の情報番組「めざまし8」は9日の放送で、大雪関連のニュースをまとめて放送し、視聴者に注意を促した。スタジオでは、気象庁・国土交通省の担当者が会見で呼びかけた「不要不急の外出は控えて」という文言を巡り、出演者が意見を交わす場面があった。 口火を切ったのは、コメンテーターで社会学者の古市憲寿さん。古市さんは「これ、どうなのかなって」「大雪降っている中で、出る人ってそんなにいないし、よほど覚悟を持って外出すると思う」「気象庁は客観的に警告や警報を出す機関であればいいわけで、個人の外出するしないという自由みたいなものに踏み込むべきかどうかというのは、ぼくは疑問に思う」と私見を述べた。 これに対し、お笑い芸人のカンニング竹山は「出なくていい人は出なくていいんじゃない? 仕事で出なきゃいけない人もいるし」とした上で「気象庁も毎回やりすぎちゃうと『気象庁毎回言うけどたいしたことないじゃん』て変な癖がついちゃうから。ここ!ってときだけでいいのかな」とコメントした。 一方、MCの谷原章介は「(気象庁が)言わなかったことで外出してしまって、事故になったじゃないかと言われる場合もある。判断の基準は難しい」と指摘。解説委員の風間晋さんは「気象庁がどうのこのじゃなくて、(気象予報士の)天達さんの説明を聞いて、この週末は暖かい靴を出そうかなと考えてました」と述べた。 番組の気象防災キャスターで、気象予報士の天達武史さんは「雪に慣れてる方は覚悟を持ってお過ごしいただいている。3連休で雪に慣れてない方は慎重になったほうがいい」と述べ、「情報だけじゃなくて、五感を使って感じてほしい」と視聴者に呼びかけた。 X(旧ツイッター)では「そもそも不要不急ってどこまでの範囲かよく分からん」「雪国で暮らしていたら不要不急の外出はしないでくださいって言われても仕事や学校は普通にあるのに、、、」「命や安全を守るために気象庁は大袈裟に言う」「気象庁が言う位危ないって事でしょうよ。雪を甘く観るなよ」といった声が寄せられた。
中日スポーツ