支出を減らす、貯蓄を増やす…新年のお金の抱負は、まず「お金に対する考え方」を固めてみて!
新しい年になると、経済的な決意を新たにするものですが、たいていの人は「支出を減らす」とか「貯蓄を増やす」といった漠然とした目標を思いつくもの。 確かに、それらは立派な目標ではあります。しかし、出費を減らしたり貯蓄を増やしたりする前に、まず一歩引いて別の経済的決意をすることが重要。 簡単なことのように聞こえますが、この決意は、ほかのすべての決意を固めるために必要なのです。
「お金に対する考え方(マネー・マインド)」を明確にする
何が自分の金銭的行動の原動力になっているのかを理解することは、それが安心感であれ、地位であれ、自由であれ、罪悪感であれ、1月の最初の週以上に変化を持続させるための鍵となります。 以前取り上げたように、私たちは皆マネー・ストーリーを持っており、「私はお金の使い方が下手だ」という単純な評価をすべきはありません。根本的な原因に対処しなければ、新しい習慣を持続させるのに苦労することになるからです。 「お金に対する考え方(以下、マネー・マインド)」を明確にすることで、葛藤や好みも浮き彫りになります。貯蓄と旅行への出費の両方を重視したり、借金を減らしながらライフスタイルの特典を楽しみたいと思うかもしれません。 自分の中の葛藤や優先順位を明確にすることで、首尾一貫した目標を設定することができます。 目標の背景にある、考え方を明確にする 私たちの多くは、幼少期や社会的な圧力に起因するお金との感情的な関係を持っています。そんな自分自身のマネー・ストーリーに対する認識を深めることで、賢いマネー・マネジメントと感情を切り離すことができるのです。 また、自分の価値観と金銭感覚を結びつけることで、目標に対して困難な時期でもモチベーションを高めることもできます。 数値的な目標だけに集中するのは短期的には有効かもしれないですが、深い理解が欠けていれば、息切れする可能性が高いです。
「マネー・マインド」を定義する具体的な方法
自分のマネー・マインドを明確にするための具体的なステップを紹介します。 自分の支出を記録し、習慣や信念、お金の行き先を明らかにする。 信頼できる友人、パートナー、メンターと、お金に関する自分の気持ちを率直に話し合う。 お金に関する感情や態度について、日記を書く。 人生でお金にまつわる、主な思い出や経験を振り返る。 価値観に基づいたお金の決断をしたことがあるかを確認する。 急にお金が増えた、あるいは減った場合のお金の使い方を考える。 新年は新たな経済習慣の再出発の年ですが、真の変化には自己反省が必要です。 今年は支出を減らそう、貯蓄を増やそう、と単純に考える前に、まず自分とお金との関係を調べてみるといいでしょう。 あなたにとってもっとも重要なことに沿った、目的意識を持った前向きな変化を促すための強力な洞察力を得ることができ、それがより有意義で永続的な財政の変化につながるでしょう。
ライフハッカー・ジャパン編集部