パリ五輪サッカー日本代表に三戸選手が選出 地元からも活躍に期待の声【宇部】
日本サッカー協会は3日、パリ五輪に出場するU23(23歳以下)日本代表18人を発表し、宇部市出身で、オランダリーグ1部のスパルタ・ロッテルダムに所属するMF三戸舜介選手(21)が選出された。市出身のサッカー五輪代表は、2004年アテネ大会の高松大樹選手(常盤中出身)以来。 三戸選手は原小出身。JFAアカデミー福島のU15、U18を経て、21年に当時J2だったアルビレックス新潟に入団。初のJ1に挑んだ23年には新人王に当たるベストヤングプレーヤー賞に輝いた。1月にスパルタに移籍しデビュー戦でゴールを挙げるなど、18試合2得点の活躍を見せた。身長164㌢、体重60㌔。 年代別の日本代表にはU15から選出されており、19年のU17ワールドカップ(W杯)にも出場し、16強入りした。 パリ五輪は、各大陸予選を勝ち抜いた16チームが出場。A-Dの4組に分かれて4チーム総当たりの予選リーグを行い、上位2チームが決勝トーナメントに進む。D組の日本は24日午後7時(日本時間25日午前2時)からパラグアイ、27日午後9時(同28日午前4時)からマリ、30日午後9時(同31日午前4時)からイスラエルと戦う。 原サッカースポーツ少年団で4年間指導した中松豊監督(60)は「彼ほど努力する選手は見たことが無い。五輪ではドリブルで仕掛けて点を決めるのを見たい」、同少年団の小川龍飛(りゅうと)君(6年)と高松頼雅君(同)は「自分たちの誇りであり憧れの選手。本番でもゴールを」と期待した。 篠﨑圭二市長は「初の五輪の舞台でも実力を遺憾なく発揮され、活躍されることを祈念します」とのコメントを出した。