住友ゴム、通期純利益を大幅下方修正 米子会社解散で
[東京 8日 ロイター] - 住友ゴム工業は8日、24年12月期の連結純利益(国際会計基準)見通しを10億円にすると発表した。従来見通しから400億円の下方修正。米連結子会社の生産終了と解散で第3四半期に北米構造改革関連損を465億円計上する。第4四半期以降も解雇費用などで概算282億円を計上する見込みだという。営業利益も従来予想の610億円から50億円に修正する。 通期の売上収益は前期比1.9%増の1兆2000億円、事業利益は同3.0%増の800億円の予想を据え置いた。 同社は2015年に米国グッドイヤーとの合弁事業を解消、北米でのタイヤ製造・販売合弁会社を100%子会社とし、乗用車やトラック・バス用のタイヤを製造してきたが、生産性や収益性が悪化、当面は採算が取れないと判断し、同子会社の生産をすべて中止し、解散することを7日に決定した。