ドイツZEW期待指数、4月も改善-景気回復は近いと示唆
(ブルームバーグ): ドイツの景気見通しに対する投資家の信頼感は4月も改善が続いた。厳しい冬を乗り越え、経済成長の芽が生え始めた兆しが増えている。
ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が16日発表した4月の期待指数は42.9と、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想を大きく上回った。前月は31.7だった。現状指数は上昇したものの、予想は下回った。
ZEWのバンバッハ所長は発表文で、「世界経済の回復がドイツの期待を高めている。回答者の半数が向こう半年間にドイツ経済が上向くと見込んだ」と指摘した。
さらに「ドイツの輸出先で現状に対する評価と景気期待が大幅に改善したことも、楽観を一段と後押しした」とバンバッハ氏は続けた。
欧州中央銀行(ECB)が近く金利を引き下げる見通しもあり、ドイツ経済に対する見方は最近改善した。利下げなら投資を再び活発化させ、製造業を長引く低迷から脱出させる助けになる可能性がある。
原題:German Investor Confidence Picks Up, Suggesting Recovery Is Near(抜粋)
--取材協力:Joel Rinneby、Kristian Siedenburg.
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Jana Randow