“普通の男性”は「ハイスぺ女性」と結婚できるのか…年収1500万円の女性医師が婚活で考えた「意外な基準」
「逆成り上がり婚」するなら
パワーカップルという言葉がある。 明確な定義はないが、「世帯年収が1,000万円以上」もしくは「夫婦の年収が各700万円以上」がその代表的な定義とされている。 【写真】年収500万円以上の30代独身男性は「普通の男」じゃないんです パワーカップルまではいかないにしろ、経済的な不安が高まる日本において男性であれ女性であれ、より年収の高い相手と結婚したいと思う人は増えている。 このパワーカップルになるには、夫、妻ともに大企業の総合職でいわゆる”バリキャリ”を築くのが王道と思う人も少なくないだろう。 そうでない形で安定的な家族生活を送りたいならば、夫が高年収(1400万円以上)を維持し、妻がそれをサポートする旧来型の家族をつくるのが理想かもしれない。 だが、第三の選択肢として男たちに残されている道がある。 それが、逆成り上がり婚(逆玉の輿婚)を実現することだ。 高年収の女性と結婚し、男性側はその稼ぎにあやかる。 この「逆成り上がり婚」を実現するためのパートナーの最有力候補としてどんな女性が思い浮かぶだろうか。 実は、女性の医師、女医はその選択肢の一つに入ってくるかもしれない。 病院勤務医の平均年収は、1,467万8,978円(厚生労働省2021年11月発表「第23回医療経済実態調査 (医療機関等調査)報告(令和3年実施)」より。国公立・医療法人など、すべての経営母体を含めた全体の数値)。 年収1000万円以上が人口の上位5%と言われているのだから、女医はかなり高収入の部類だ。 さらに、女医は頭脳も明晰だ。偏差値65~70前後の医学部を卒業しており、秀才の子どもが育つ可能性も高い。 とはいえ、一般に女医のようなハイスペ女性は同程度のスペック、つまり高年収の男性と結婚しがちである。 では、女医よりも年収が低くても、彼女たちと結婚することは可能なのか?
「適切な行動、ステップを踏めば可能」
「適切な行動、ステップを踏めば女医さんと結婚することも可能です。私の相談所では『まさか』と思う男性会員と女医さんが結婚されています」 そう語るのは、婚活業界 10 年以上、過去3,000人以上の婚活サポートを行い150組以上の成婚を実現してきた結婚相談所リシェーヌ・マリッジプレミア代表の中藤紫氏だ。 では、どのような男性が「逆成り上がり婚」を達成しているのか。 本記事では、年収の低い「普通の男性」と結婚した女医へのヒアリングを通して浮かび上がってきた「戦略的に女医と結婚する方法」を紹介する。 「結婚相談所を訪れた当初は、男性に求める条件は女医さんにによって異なります。しかし、最終的にはひとつの共通項にたどり着くケースが多いですね。そのひとつが『家庭的な女性のような男性』です」(中藤氏) 年収1100万円で、現在大手病院で勤務医として働くアカリさん(39歳、仮名[以下同])の例を紹介しよう。 アカリさんは「6年付き合った彼と別れたばかり。年齢も年齢なので、早く結婚したい」と結婚相談所を訪れた。 そんなアカリさんが最初に希望していた男性の条件は「自分より3~4歳上。できるなら、同業の医師で、さわやかなイケメンを希望します」というものだった。 中藤さんいわく、この希望条件はかなり厳しく、アカリさんはお見合いに結びつくことはほとんどなかったという。 そこで、中藤さんは「女医の仕事は多忙でしょ? 年収は低くても、家事を任せられる男性が良いのでは?」とアドバイスをした。 当初こそ、そのアドバイスに納得しない表情を浮かべたアカリさんだったが、「たしかに、仕事が忙しくて、私は家事なんてできない」という自覚を持ち、お相手男性の条件を変えたところ彼女の婚活は一気に動き出したという。 そんなアカリさんが結婚したのは意外な男性だった。