阪神・大山悠輔、20日に1軍合流 岡田監督明言「こっち来るよ」
阪神・大山悠輔内野手(29)が20日から1軍に合流することが19日、分かった。岡田彰布監督(66)が「明日からこっち来るよ」と明言した。この日、大山はウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)に「4番・一塁」で出場し、4打数1安打。21日のDeNA戦(甲子園)からはリーグ戦が再開。5日に1軍選手登録を抹消されて以降、2軍で牙を研いできた虎の主砲が、いよいよ帰ってくる。ハビー・ゲラ投手(28)も20日から1軍に合流する。 【写真】大山と話す和田2軍監督「「しっかり立て直そう」 悩める主砲が己と向き合う日々を過ごし、ようやく戦いの輪に戻ってくる。岡田監督は甲子園で行った全体練習後、2軍調整中の大山がゲラとともに20日から1軍練習に合流することを明かした。 「明日からこっち(1軍に)来るよ。ゲラも今日投げて、明日からこっち来るよ。2つ(登録)枠あるから。そのために空けてあるから」 この日、大山はウエスタン・ソフトバンク戦に「4番・一塁」で出場。六回には1死から三遊間への鋭い打球を飛ばし、三塁内野安打をマークするなど4打数1安打だった。 5日の登録抹消後、ファームでは4試合出場で打率・167(12打数2安打)、1打点だったが、和田2軍監督は「泥んこになって野球をやった2週間。状態を良くしたいという思いもこっちに伝わってくるような感じで日々取り組んでいた。チームの中心選手なので、これから違う動き、違う結果を見せてくれたら、というのがこっちの願い」と1軍での活躍を期待した。 今季の大山はオープン戦終盤で下半身に張りを覚え、シーズン開幕から調子が上がらず。第1号アーチを架けるまで自己ワーストとなる75打席を要した。4番として全力プレーを続けたが、復調の兆しはなかなか見えず、ついに5月16日の中日戦(バンテリンドーム)で、第2次岡田政権下では初となるスタメン落ち。1軍で打率・199、3本塁打、19打点。6月4日の楽天戦(甲子園)での2年ぶりの欠場を経て、翌5日に1軍を離れた。 ただ、「下を向いていてもしようがないし、下を向く時間もない。前を向いてやりたいし、この時間を大切にして一日一日、やりたい」と、鳴尾浜でもハツラツさは失わなかった。ゴロをさばいて足腰を動かし、力強いスイングを繰り返し、低調だった打撃の状態を向上させるために汗を流す〝ミニキャンプ〟期間だった。