東大理三・現役合格! 上田彩瑛「受験勉強」で苦手分野の取り組み方は? 悩む受験生にアドバイス
――上田先生「問題作成者が伝えたいポイントを読み取って」
こもり校長:自分の頑張りと成績みたいなところは比例してる? リスナー:模試の判定は前より上がってはいるんですけど、数学がすごく苦手で……。模試とかでも、できるところの単元だと得点は高くなるんです。だけど、当日に苦手分野が出たときに解けなかったら意味がないなと、今悩んでいます。 こもり校長:じゃあ、「残り3ヵ月で苦手分野を克服するには」みたいなところが課題だったりするってことか。ここから何かできることってあるんですか? 上田先生:「苦手なところがある」と自分のなかで感じてしまうと、それだけでちょっと不安な要素になっちゃうかなと思うんですね。なので、「自分はもうやったから大丈夫!」と自信が持てるぐらいまで、その分野を研究できるといいのかなと思います。「自分はここまでできるから、ここまでだったら絶対点とれるから大丈夫!」と思えるぐらいまで演習を詰めたらいいのかなと思っていて。 数学はいろんな単元があると思うんですけど、たぶん作成者は解かせるために問題を出しているから、絶対に解けないはずないと思うんですよ。作成者が伝えたいポイントは問題文に絶対あるので、そこを頑張って読み取ります。 数学ってどうしても問題文が少ないので読み取るのは難しいんですけれど、私たちに解いてほしいと思っているはずなんです。解かせたくないわけじゃないから、そこで諦めないようにできるといいのかなと思ったりもします。 リスナー:ありがとうございます。
――上田先生「現役生はここからの1ヵ月で全然伸びます」
こもり校長:上田先生は高校受験生のときに苦手だった科目ってありましたか? 上田先生:国語がけっこう苦手でした。現代文が苦手で、小説で全然違う選択肢を選んだりすることがけっこうあったんですね。なので入試問題を研究して、「こういう問題は、こうやってシステマティックに解けばいい」みたいなことを分析しました。最低限ここまで取れればいい、と勉強していたんですけど、最後の最後まで理科が間に合いませんでした。数学はけっこう得意で理科も苦手ではなかったんですけど、間に合っていなかったですね。 こもり校長:それでも、欲しいところまで行きました? 上田先生:行きませんでした。全然点数につながらない時期があってすごくしんどかったので、できる限り演習を積んでましたね。 こもり校長:そっか。あともう1ヵ月ぐらいになったときに、苦手なものの傾向だったり研究していけば、“もしかしたら”はあるかもしれないってことですね。 上田先生:現役生はここからの1ヵ月で全然伸びます。共通テストまでの1ヵ月も伸びるし、共通テストからの1ヵ月も伸びるので、けっこう伸びます(笑)。ですから、負けないでほしいです。 (TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」2024年12月13日(金)放送より)