全日制1万7230人募集 茨城県立高入試、来春240人減
来春の県立高入学者選抜で、県教育委員会は31日、学校・学科別の募集定員を発表した。全日制は84校1分校149学科で計1万7230人を募集する。少子化などの影響を踏まえ、今春に比べ1校減り、定員も計240人減少した。県教委高校教育課の担当者は「今後も適正な定員を設定し、県立高への入学者を確保していく」としている。 県教委によると、来年3月の県全体の中学校卒業者数は、推計で今年3月と比べ121人減の2万5191人。その後も減少を見込んでいる。今春入学では全日制で計1632人の欠員が発生していた。 志願や欠員状況を踏まえ、来春入学は全日制で6学級減(1学級40人)、定時制で1学級減となる。 学級減となる高校は、全日制では明野が真壁と統合する関係で2学級減。磯原郷英、小瀬、茨城東、竜ケ崎南の4校は進学者の減少や欠員の状況などからそれぞれ1学級ずつ減らす。定時制は太田一(夜間)が閉課程に伴う募集停止で1学級減となり、定員は960人。通信制は増減なく、定員は320人。 帰国子女特例選抜は4人減の221人。外国人特例選抜は4人減の284人。これまで野球経験者向けの特色選抜を実施してきた水戸一は、来春入学から特色選抜を実施しないため、入学者は付属中からの進学者を除き一般入学のみとなる。 県立高一般入試の出願期間は来年2月6、7、10日。一般入学学力検査は同27日で、特色選抜などの面接や実技は同28日。合格発表は3月12日。
茨城新聞社