揺れる旧ジャニーズタレント…“リーボック社長の暴露”に「目黒蓮の直契約」が意味するモノ
福田淳社長率いる『STARTO ENTERTAINMENT』(スタート社)に何が起きているのか――。 【写真あり】『SnowMan』リーダー・岩本照「未成年女子とラブホで飲酒」 スポーツブランド『Reebok Japan』の社長・田中裕輔氏が3月6日、自身のX(旧ツイッター)を更新。同社とコラボしていたSixTONESとの年間契約の終了を発表した。この中で田中氏は同グループに感謝を伝えた上で、契約継続に向けて協議してきたが 《スタート社の新体制になったからなのか、それってメンバーやファンにとってどうなの?的な話も色々出て来たため、調整に時間を要しています》 とつづった。これが波紋を呼ぶと、同社長は投稿を削除。一部のファンはスタート社の“ハンドリングミス”で仕事を失ったと憤慨している。 同社は旧ジャニーズ事務所から社名を変え、タレントのマネジメントやエージェント業務を行っている。4月には待望の事務所“総出”のライブイベントを東京ドームで開催予定。音楽関係者によると 「ここで健在ぶりを内外にアピールするつもり」 だという。 ただ、これまで岡田准一、二宮和也、生田斗真らが退所。堂本剛も3月末をもって離れる。二宮と堂本は事務所を辞めても、それぞれ『嵐』『KinKi Kids』の活動に支障はない。 また、『Snow Man』の目黒蓮がキリンビール、キリンビバレッジと直接契約を結んだように、個人でスポンサー契約を結ぶことが可能となっている。となると、 「スタート社にいる必要ある?」 という疑問が生じてくる。同社をめぐるテレビ各局の“濃淡”も、ここにきてはっきりとしてきた。 NHKは故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、旧ジャニーズタレントの新規起用を中止。フジテレビは3月末をもって、『KinKi Kidsのブンブブーン』、TOKIOの『トキタビ』、『SUPER EIGHTの あとは自由に』の3番組の終了を発表。Hey! Say! JUMPの『いただきハイジャンプ』は新番組として深夜枠の放送となり、相葉雅紀がMCを務める『木7◎×部』は30分番組として、土曜の午後4時30分に移動する。同局幹部は背景について 「スポンサーの問題も改編に関わってくる」 とし 「総合的に判断した結果」 と説明した。テレビ局関係者が補足する。 「スタート社に社名を変えても、スポンサーの中には起用に難色を示す社が複数ある。二宮さんが昨年10月に独立を発表したのも、同時期に放送されたフジの連ドラ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』に配慮したためと言われている。 目黒蓮さんは今年7月クールのフジ月9ドラマに主演予定。ここにキリンがCM出稿するとウワサされている。目黒さんがキリンと直契約を結んだのもそのためではないか」 一方、日本テレビはいち早くスタート社タレントの新規起用再開を明言。4月11日スタートの新ドラマ『約束~16年目の真実~』(読売テレビ制作)で横山裕を起用する。 櫻井翔の『1億3000万人のSHOWチャンネル』、旧ジャニーズタレントが主演する月曜深夜のドラマ枠『シンドラ』は3月で終了するが、同局幹部はわざわざ 「テレビを取り巻くニーズの変化に対応する総合的判断。旧ジャニーズの取り組みによる判断ではない」 と釈明した。 テレビ朝日はといえば、木村拓哉の主演ドラマが4月にスタート。’26年に社長肝いりの「東京ドリームパーク」が東京・有明埠頭に開業予定で、その目玉として“ジャニーズ劇場”が計画されている。 「テレ朝はスタート社と心中する覚悟。NHKとフジは距離を置いている。日テレとTBSは是々非々で、もちろん起用はしたいが、スポンサーの顔色を見ながら…というところだろう」(同・テレビ局関係者) スタート社のタレントの中には、今も 「事務所にいるべきか、それとも離れるべきか」 で悩んでいる者がいるという。4月に本格始動する新事務所だが、まだまだ問題は山積しているようだ――。
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