9回劇的同点弾を含む4安打&2盗塁で打率3割復帰した大谷翔平

日本時間9月23日（月）、大谷翔平＆山本由伸所属のロサンゼルス・ドジャースとコロラド・ロッキーズによる3連戦の第3戦がドジャー・スタジアム（カリフォルニア州ロサンゼルス）で行われ、ドジャースが、9回に劇的な逆転サヨナラ、6-5でロッキーズを破った。 【動画あり】大谷翔平が9回裏に53号同点ソロ&2盗塁！大谷が衝撃の1発を放つと続くベッツが劇的サヨナラHRでドラマチック決着！ ドジャースは1点差で負けている9回裏、先頭打者の大谷がセンターへ、起死回生の53号特大同点弾。次打者のベッツも、連続ホームランでサヨナラ勝ちした。ドジャースは93勝63敗でナ・リーグ西地区首位を堅持した。 今の大谷は、ゾーンに入っている。初回の第1打席はレフト前ヒット、3回の第2打席はライト前ヒット、直後に今季54個目の盗塁をきめた。5回の第3打席はファーストゴロだったが、7回の第4打席はライト前ヒット、直後に二塁盗塁を成功とした。この今季55個目が、フレディ・フリーマンのタイムリーにつながっており、この試合のキープレーの1つだった。 9回の5打席目は、外角の変化球を完ぺきに捉えた。飛距離は約132mの文句なしの53号ソロ。このホームランが、ルーキー投手のセスハルボーセンの心を完全に折っており、ベッツのサヨナラ弾を呼んだ。 大谷の試合終了後の主な成績は、53本塁打、打率.301、123打点、128得点、55盗塁。本塁打、打点、得点はナショナル・リーグ1位。55盗塁はイチローさん（元マリナーズなど）の持つ、日本人最多盗塁56にあと1と迫っている。 ドジャースは、完全に負けパターンだった試合を逆転勝ちした。先発ピッチャーの山本が、3回4失点で降板。打線は、初回から3イニング続けてチャンスを作りながら、3つのダブルプレーで無得点と散々だった。しかし、1-5とリードされた7回に、E・ヘルナンデスの11号2ラン、大谷のヒットと盗塁、フリーマンのタイムリーで、1点差に迫って流れが変わった。 ドジャースのピッチャーは、今日もブルペン陣が奮闘。特にほとんど登板経験が無いベン・カスパーリウズが3回1失点とゲームを作ったのが大きかった。 サンディエゴ・パドレスが勝利していたため、負ければ2ゲーム差となっていたドジャース。3ゲーム差を保ったまま、日本時間の明後日、9月25日からホームのドジャー・スタジアムでパドレスと直接対決の3連戦がある。第1戦は9月25日11時10分開始予定となっている。