【インド】コルカタ港、ドバイ往復のコンテナ船運航へ
インド東部・西ベンガル州のシャマ・プラサド・ムカジー港(旧コルカタ港)は8月29日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのジュベルアリ港との間を往復するコンテナ船運航サービス「ベンガル・ミドルイースト・エクスプレス(BMEx)」を開始すると発表した。運営する企業はシンガポールのオーシャン・サルート・ラインと南部ケララ州コチに拠点を置く地場MBKロジスティクス。 航路はシャマ・プラサド・ムカジー港のハルディア・ドック・コンプレックス(HDC)発着で、往路はバングラデシュのチッタゴン(チョットグラム)を経由する。就航する船舶「ヨンユエ11号」は9月6日にHDCに到着する予定だ。 シャマ・プラサド・ムカジー港のラセンドラ・ラマン会長は、「従来の積み替え港に立ち寄らず、西ベンガル州およびバングラデシュの主要港と中東有数の規模を誇るジュベルアリ港を直結することで、遅延の解消やコストの削減が可能となり、利用企業はサプライチェーン(供給網)の効率性、競争力の向上につなげることができる」とコメント。両地域間の貿易活性化にも寄与するとの認識を示した。 フランスの調査会社アルファライナーによると、ジュベルアリ港のコンテナ取扱量(2023年)は世界10位にランクされている。