通報があった集合住宅

　大阪府内の集合住宅で7日、1歳の男の子が心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡した事件で、警察は男の子の母親の交際相手である26歳の男を、傷害致死の疑いで逮捕しました。 　傷害致死の疑いで逮捕されたのは大阪市旭区に住む無職の長谷川廉斗容疑者（26）です。長谷川容疑者は6日、交際相手の息子の西村結翔ちゃん（1）に暴行を加え、小腸断裂や肝損傷の傷害を負わせて死亡させた疑いがもたれています。 　司法解剖の結果、結翔ちゃん死因は腹部の内出血で、複数の臓器に損傷が見つかったほか、ろっ骨を折っていたことも判明しています。 　警察は遺体の状況などから暴行が原因の可能性があるとみて、母親が1年ほど前から交際している20代の男から任意で話を聴くなど捜査を進めていました。 　長谷川容疑者は警察の調べに対し「ラーメンの汁を被害児童がこぼした。立っていた被害児童が滑らないためにお腹当たりを右手の手のひらで押しのけた。被害児童が亡くなったことは事実ですが、私が押しのけた行為が原因とは思いません」と容疑を否認しています。