被災した飲食店支援へ「のと里山空港」に仮設店オープン…フードコートに6店100席
能登半島地震で被災した飲食業者らを支援するため、石川県輪島市の「のと里山空港」敷地内に2日、仮設飲食店舗「NOTOMORI(のともり)」がオープンした。
のともりは、空港第1駐車場に建てられた平屋のフードコートで、県が整備を進めてきた。同県穴水町のカフェや志賀町の肉料理店など6店が出店し、約100席を配置。営業時間は午前6時~午後10時で、朝食や夕食を取ることもできる。
空港付近には、復興支援で県外から派遣された自治体職員の宿泊拠点もあり、派遣職員らの食事の場を確保する目的もある。
開業式では馳浩知事が「地元の人や観光客の目的の一つになることを期待する」と述べた。出店した中華料理店「香華園」(輪島市)の板谷吉生さん(48)は「食を通じて復興の手助けをしたい」と話した。